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[2009.05.15]
■スキンシップ
 保育器に入れられている未熟児が、普通のシーツではなく、羊皮の上で寝るとグングン体重が増える…。喘息の患者が、定期的にマッサージを受けると、ひどい発作に襲われなくなる…等、これらのケースに共通しているのは、人と人との接触、皮膚と皮膚の触れ合い自体に治療効果がある!という考えの応用なんだけど、民間治療の多くは肌の触れ合いを利用したものが多い…。 


 実はその効果を示す医学的な実例もあるくらいだから、確実に無視は出来ないようで…。1920年頃には、アメリカの孤児院での1歳以下の乳児の死亡率は100パーセントだった…。ボストンのT・タルボット博士は、優しく面倒を見る事が乳児の健康に良い影響を与える!という考えをドイツから持ち帰った。 
 
 彼はデュッセルドルフの小児診療所を訪問した際に、太った女性が赤ん坊を腰に抱いているのを見た…。その女性はアナおばさんと呼ばれていて、乳児に出来る限りの医学的な処置を施してもダメだった場合、彼女に頼むと何故か奇跡的に回復するという事実に着眼し、実践していったようで…。 
 その後、アメリカに帰ったタルボット博士は病院や医療機関、孤児院等に”保母”を導入する事によって、乳幼児の死亡率を大幅に低下させる事が出来たようなの…。 
 
 最近の調査データでは、未熟児に1日3回15分づつ人間の手でマッサージを行うと、ずっと保育器に入れられたままの子供より、体重の増加が45パーセントも早かった!という調査結果もある。当然、マッサージを受けた未熟児は他の未熟児より多く食べたとかではなく、肌への接触が代謝を促進した結果に他ならないそうだ! 
 1940年以降、肉体的・情緒的発達には、特に”人生の最初の段階でのスキンシップ”が重要である!という証拠が次々上がっている…。おそらく、そのような刺激こそが、人間にとってまず第一に必要とするもの…我々全てが経験しなくてはいけないもの…なのかも知れないですね…? 
 
 触感の刺激が重要である事を示した行動科学者ハリー・ロー教授は、アカゲザルを使った実験で、サルは幼児期に温かく優しい母親との触れ合いを断たれると、後の情緒的発達が著しく損なわれる!と提唱していますし…。 
 
 スキンシップが大切なのは、何も乳児・幼児・未熟児だけの話ではなく、大人といわれる私たちにおいても同じなのさ!肌の刺激が足りないと物事に対していつも不安で安心感がなく、落ち着きがなくなる…等の状態に陥り、酷くなればうつ病にもなってしまう事もあるんだそうです。 
 
 スキンシップは心も体も癒す効果が大!落ち込んでいる方に、触れてあげて下さい。子供が泣いていたら抱きしめましょう!この頃、イライラして落ち着きのないあなた!スキンシップしてますか? 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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