■暗い日曜日
第二次世界大戦前夜の1936年、ハンガリーを中心にヨーロッパで大ヒットした曲があった…。シャンソン歌手ダミアが歌った「暗い日曜日」という曲…。時世を感じさせる暗く物悲しい歌詞は、ドイツでナチスの政権が始まり、ヨーロッパ全土に物々しい暗い影が迫り来る様を思わせて、当時の人々の共感を得たのではないか?と言われている。
ただ、その後すぐに、この曲は”自殺の聖歌”と呼ばれるようになる…。この曲を聴いて自殺した者が、ハンガリーだけでも157名もいたらしい…。さらにはベルリンやパリ、ニューヨーク等でも、自殺の報告が届くようになって、イギリスのBBC放送等は、この曲を放送禁止にしたほどで…。

聴くと呪われるといわれる曲は、「暗い日曜日」以外にもいくつか存在していまして、ゴスペルの名曲「深い川」もその一つとされている。この曲を歌うと、うつ状態になったり、体調が悪くなったりするそうで…。他にもシベリウスの「トゥオネラの白鳥」というクラシック曲を聴いた子供たちは異常反応を起こすといわれている。突然泣いたりわめいたりパニック状態となり、失神する者も現れたりするそうなの…。

今でも「暗い日曜日」は、ユーチューブ等で聴く事は出来ますけど…。