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[2016.12.15]
■レブンエカシとアッコロカムイ
 今年最後ですけど、久しぶりに北海道ネタを…。アイヌの伝承で、レブンエカシとアッコロカムイというUMAというか、怪物の名前聞いた事ありますかね?レブンエカシという名前は、アイヌ語で「沖の長老」を意味する。この怪物は、海に棲み、一度に8頭ものクジラを丸呑みにするのだそうで、その姿については、はっきりした事は分かっていない。クジラとしてイメージされる事が多いようですけど…。 


 ある時、このレブンエカシに、2人の漁師が丸呑みされてしまった。ただ、彼らは腹の中で生き延びて、そこで火を焚いた。するとレブンエカシは2人を吐き出したから漁師たちは命拾いをした…という伝承が伝えられている。しかし、この怪物の毒に当たったのか、2人とも頭髪がすっかり抜け落ちて禿げ上がってしまったんだと…。 
 アッコロカムイもアイヌ民族に伝わる強大なタコの怪物で、その大きさは足を広げると1ヘクタール、つまり100メートル×100メートルもあるらしい…。その名は「触手をもつ神」の意味でして…。 
 
 触手を持つ実在の生物で一番大きなものは、ダイオウイカやその仲間で、実際に計測された最大のものは14メートルもある。未計測のものなら20メートルを超えるものまで目撃されているが、アッコロカムイの正体は、このダイオウイカだ!という説もある。 
 
 船やクジラをもひと呑みにするアッコロカムイは体全体が赤く、海はもちろん、反射によって空までが赤く染まる。漁師たちは、空が赤く染まるとアッコロカムイがいると考えて近寄らなかったそうで…。また、海に出る時には大鎌を用意したというのだけど、そんな鎌で1ヘクタールの怪物に対抗出来たか?は疑問ですけど…。 
 アッコロカムイは、北海道の噴火湾に棲んでいたらしく、(ほぼ地元じゃん)元は大グモだったという伝承もある。大グモは豊浦町(隣町だし)のあたりの家々を荒らしまわっていたのだけど、海の神レプンカムイが人々を助けるため、大グモをタコに変えて海に棲むようにしたと言われている…。 
 
 近場の伝承ですね…豊浦って、結構タコ捕れたりするのかなぁ…? 
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タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
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