■ファフロッキーズ事件
トム・クルーズが主演した映画「マグノリア」を見た方は覚えていると思いますが、天から雨のごとくカエルが降り注ぐシーンがあります。これはファフロッキーズと呼ばれ、意外と頻繁に報告されている現象でして、一番多く降ってくるのは魚とカエルですけど、他にも石、ワニ、亀等、様々で…。
竜巻によって海等から巻き上げられた生物が別の場所に落ちて来ると信じられて来た…。また、巨大な氷塊は飛行機についた氷片が落下するんだ!というのが定説だった…。ただ、それだけでは説明しきれない落下物もあって、ファフロッキーズの原因について色々な説が浮上する事になった…。

1922年3月、アメリカのカリフォルニア州チコという街の一角に石の雨が数か月にわたって降った。大学の調査チームも結局、石がどこから来たのか結論を出せなかった…。1979年6月にギリシャのコモティーニでは、おびただしい数のカエルが降り注ぎ交通を麻痺させた。1989年オーストリアで数千匹のイワシが空から降って来た等、日本でもその報告ありますしね…枚挙にいとまがない…。
でも、1939年9月にグアム島に、ほぼヨーロッパだけに生息している淡水魚が降ったのは、竜巻のせい?というには、とうてい無理ありますし…。
また、1947年10月にルイジアナ州に降った魚は凍っていたし、1918年8月、イギリス・ニューキャッスル近郊のサンダーランド周辺に落下したウナギは干からびていた…。
