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[2016.11.15]
■ヤマタノオロチ
 ヤマタノオロチは、日本最古の歴史書というか書物である「古事記」や、奈良時代の歴史書「日本書紀」等に登場する大蛇の怪物ですよね?8つの頭と8本の尾を持っていて、8つの谷と8つの峰を覆うほどの巨大な姿をしていたという。目はホウズキのように赤く、背中には苔や木が生えていたと伝えられています。毎年、娘が1人生贄に捧げられていたともいう…。 


 スサノオノミコトは、天皇家の祖神アマテラスの弟として生まれましたが、その素行が乱暴であったため、神々の住む高天原から追放されてしまう…。彼が出雲の国の肥河(現在の鳥取県斐伊川)を歩いていると、川上から箸が流れて来た。それを見て、スサノオノミコトは「上流に人が住んでいるに違いない!」と川の上流へ行く…。 
 するとそこには老夫婦と娘が住んでいた。夫婦には8人の娘がいたのだけど、毎年ヤマタノオロチの生贄にされ、最後に残った娘も今年、生贄にされるのだという…。 
 
 スサノオノミコトは娘との結婚を条件に、ヤマタノオロチ退治を引き受ける…。彼はオロチが大の酒好きと聞いて、7回しぼった八塩折之酒という強い酒を用意させた。それを8つの樽に入れて置くと、オロチがやって来て全てを飲み干す…。 
 
 さすがのオロチも酔って寝込んだところを、スサノオノミコトが剣を抜いて、頭と尾を次々と斬り刻む…。ただ、1本の尾を斬ろうとしたところ、剣が折れて、中から鋼鉄の剣が出て来たらしい…それが後に天皇の継承時に引き継がれる三種の神器の1つ、天叢雲剣(草薙剣)となる訳で…。 
 この伝説は、大陸から渡って来た弥生人の作った大和朝廷が、先住の縄文人の国を平定した時の出来事を象徴しているのではないか?とも言われている…。 
 
 ヤマタノオロチの8つの頭と尾は、縄文人の8つの国を表すのではないか?と解釈されている。天皇の一族であるスサノオノミコトが縄文人の国を平定し、縄文人の娘と婚姻関係を結ぶ事で、国を作り上げていった歴史的事実を神話にしたのではないか?と推測されますよね? 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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