■三ツ石神社とさんさ祭り
岩手県は、鬼のミュージアムなんかがあって、鬼の住んでいた場所だそうで…。三ツ石神社の境内には3つの巨石が並び立っていて、その威容は、見る者を圧倒するかのようなパワーを持っている。そのうちの2個は、高さが約6メートルで、周囲は約9メートルほど。残りの1個は、それよりもやや小ぶりです。そもそもこの巨石、岩手山が噴火した際に飛来したものと伝えられ、1個の巨石であったものが3つに砕けたものと推測されている。
巨石は、太古の昔から信仰の対象となっていたようで、巨石に宿る霊力を信じ、畏怖し、それにまつわる言い伝えを残して来た…。三ツ石神社も例外ではなく、境内に残る巨石には、次のような怪異談が伝わっている…。

”岩手県”という名前は、この怪異談に由来しているという説があって、退治された鬼が岩に手形をつけた土地、それが短くなり、”岩手”となったという説がある。また、盛岡は「不来方」と呼ばれた土地であったのをご存じでしょうか?この「不来方」という地名も「鬼が二度と来ないと誓った」という、先の怪異談に起源を持っているという…。
