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[2013.06.15]
■恐山
 最近、パワースポットのブームなようで…本州最北端に位置する下北半島の中央に広がる「霊場・恐山」もパワースポットとして有名な場所ですよね?862年、天台宗の僧侶、円仁により開山された聖地で、高野山、比叡山と並ぶ日本三大霊場として知られている…。 


 JR下北駅からバスで約40分、三途の川をイメージした小川にかかる朱色の太鼓橋を渡ると、曹洞宗の寺院・恐山菩提寺の山門が見えて来る。ほのかというより、かなり登別の地獄谷みたいに漂って来る硫黄の匂いを感じつつ山門をくぐると、向かって右手に宿坊や温泉が、左手には地獄と極楽を一体化したような異様な世界が広がっている。 
 ”死者の魂は山に還る”という信仰は、古来、日本各地にあるが、ここ恐山は特別であって、その光景はまさに死後の世界を思わせている…。 
 
 そのためこの地は禁忌とされており、円仁が開山し、寺院が建てられ、多くの観光客が訪れるようになった今でも”イタコ”で有名なように死者の声を聞く事が出来るという…。 
 
 荒涼とした灰白色の岩がゴツゴツと隆起した風景を見ていると、確かにここは死者の聖域に違いないという気にさせられる。地面のある場所では火山ガスが噴出し、ある場所では窪みからボコボコと煮え立った湯が沸き立つ。血の池地獄や賽の河原等、様々な地獄を模した場所もあり、明らかに現世から隔離している。かと思うと、その先には息が詰まるくらい美しい白い砂浜にコバルトブルーの水をたたえた宇曽利山湖が静かに横たわっていて、人間の痕跡を感じさせるのは、案内の看板と太子堂に安置された地蔵像、カラカラと音をたてて回る風車のみでして…。 
 恐山菩提寺の住職はこの地を「パワーレススポットだ!」と語っているそうで、「この地が巨大な空洞だからこそ、死者の感情を受け入れられる」とも言っている…。 
 
 生も死も全てが無に思えるような特異な空間…。迷いや苦しみを抱く人々が足を運び、感情を解かれ癒されるは、必然なのかも知れませんね…? 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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