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[2013.04.01]
■香典
 法事の事、コラムにしたら意外とお客様辺りから評判良かったもんで、今回は香典の事、書こうと思います。当たり前の事なんで、おさらいの意味で、読んでくれたら幸いです。香は文字どうりの「お香」の事ですよね。また、香典の典は、元々「奠」という字であり、「すすめる」(香を供える)といった意味合いを持った言葉です。 


 まぁ、香典の本来のかたちは、香を供える事、または香を焚いてその薫りを供える事だったんですわ。それが、死者の霊前に金銭や供物を供える事に変化し、時代が下がるにつれて現金のほうが多くなって来た訳です。 
 現金が多くなった事の一つには、香典が喪家に対する相互扶助の意味も併せ持つようになって来たという理由もあるようです。 
 
 ついでだから、御霊前と御仏前の違いも書いておくと、葬儀に参列する弔問者にとって宗教が分からなくて困る事ってないですかね?そんな時に香典を包むには、表書きを「御霊前」とするのが最も無難といえるでしょう。「御霊前」は宗教・宗派が違っても共通で使えるからですけどね。 
 
 仏式だったら、「御霊前」のほか、「御香典」「御香料」が一般的ですね。但し、仏式での年回忌の法要等では「御仏前」とします。「御仏前」は通夜や告別式では使いません!というのは、「霊」が四十九日を過ぎないと「仏」にならない!とされているからですよね。この事は仏教本来の教えとは関係なく、広く定着している考え方だからです。ただ、浄土真宗では死後即成仏とする考え方なので四十九日以前であっても「御仏前」とします。 
 ちなみに、神道の葬儀では「神饌料」「御玉串料」「御榊料」等。キリスト教では「御花料」「御花輪料」「御ミサ料」等が一般的です。 
 
 表書きは慶弔ともに毛筆で書くのが正式なやり方で、弔事の場合には薄墨を用いるのがしきたりとなっています。これは、”涙で墨も薄まってしまう…”という意味を表しているからです。 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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