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[2011.12.15]
■除夜の鐘
 大きな震災があった2011年も、もうすぐ終わりですね…。今年も、色々お世話になりました。(多謝)2012年もよろしくお願い致しますね。 
 
 お寺の鐘…正式には梵鐘というのだけど、「梵」というのはインドのバラモン教における宇宙の最高原理を表す言葉で、梵鐘は朝と夕方に時刻を知らせるため18回、36回、あるいは108回つかれます。お寺の鐘の中で私たちが一番身近に感じるのが、除夜の鐘ですよね?仏教では人間の心の中にあるすべての悩みの数は108あると考えられていて、大晦日の鐘は、時を知らせてくれると同時に、これらの煩悩を一つ一つ取り除いてくれるという…。 


 一年の最後の夜を「除夜」といいますが、除夜は”一年を除く”という意味で、その語源として人々が夜を守って暮れ行くこの一年を惜しむところから、この夜を送る意味だと言われています。 
 
 大晦日の夜から元旦にかけて年が改まるまで、眠らない習慣があり、早く眠ると歳を多くとるとも言われてますし、年越しそばを食べるのも、そばのように細く長く生きれるように!と願いを込めたものですよね?特に震災があった東北の地方では、社寺にお籠もりすると、翌年の災厄を避けられるといって、参籠して年を越す習わしも見受けられます。また、「2年参り」といって、31日から元旦にかけて社寺に参拝すると、2年分のご利益がいただけるとも言われてますね…。 
 寺院ではこの夜、法会を修し、過ぎ去った1年を反省して、来るべき年の幸福を願って108の鐘を、大晦日の24時頃からおよそ1時間くらいかけてつきますよね?108は私たち衆生の108の煩悩を除去して行くのだそうなんだけど、何故108なのか?というと、釈迦が悟りを開いた時に打ち勝った煩悩が108だったそうで、それに習っているとされています。 
 
 この108煩悩ちゅう解釈は諸説あるのだけど、心にまとわりついて、善行を積もうとする心を妨げる「十纏(じゅってん)」無慚(自らつくった罪を恥じない心)・無愧(天に対して恥じない心)・嫉(ねたみ)・慳(ものおしみ)・悔(くやみ)・睡眠(ねむり)・掉拳(心が騒いで落ち着かない)・惛沈(心身が沈み込む)・忿(いかり)・覆(自らの過ちを覆い隠す事)と、煩悩の異名で衆生を迷いの世界に縛り付けておくという98を加えて108とする説が一つ。 
 感覚と心の「六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)」と六根によって感受され思慮される対象である「六塵(色・声・香・味・触・法)」には、それぞれ「好・悪・平(良い、悪い、どちらでもない)」の3つがあるから18となり、それぞれ「染・浄」の2つあるから36になって、更に「過去・現在・未来」の三種があるから合計108という説。 
 
 108は一年を意味しているという説もあって「12月・24気・72候」の計が108となってそれを象徴しているというのもありますわ…。 
 
 私も難しすぎてよく解かりませんけど(笑)ありがたいものではあるんでしょうね…。 
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タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
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