■注連縄
明けましておめでとうございます。昨年は大きな震災があり、大変な一年でしたが、今年は平穏な年になるよう、心から願ってはいるのだけど…海外等では、かなりな事が起こってしまうかも知れませんね…。 何はともあれ、今年もむしゃなび及び占いスペース タリズマンをよろしくお願い致します。
最近、玄関や神棚に注連縄つける家減って来ましたね…。不幸があった家は別としても、注連縄飾ったほうが、良いですよ!
注連縄は、標縄、七五三縄とも書かれますよね?簡単に言うと、藁縄に紙垂(しで)をつけた祭祀具ですよね?「しめ」とは、空間や場所を「占める(占有)」や「締める」事であり、同時に「示す・標す」事を意味します。神社の神殿の入口、神木や盤座(いわくら)、境内の神域等に張られ、一般の家庭でも正月にはしめ飾りとして用いられて日本の新年の当たり前の風物詩ですよね?
注連縄の初めは、天岩戸神話で、天太玉神が岩戸の入口に張った「尻久米縄(しりくめなわ)」だとされている。元々は、1本の左よりの縄(横締め)だったが、後に藁の端を垂れ下げたり紙垂を下げるようになった…。更に垂れ下げる藁が三、五、七といった形式も生まれ、七五三縄と書かれるようにもなったようで、形式的な呼び名として、一文字しめ、ごぼうじめ、大根しめ、丸じめ、輪じめ等がある。

実は注連縄には、単に領域を示す結界としてだけではなく、注連縄の効果というか呪力は
1 結界の中を清浄にして神を招来する力
2 悪霊・邪鬼・邪気の侵入を防ぐ力
3 神の意思や霊力の象徴(相撲の横綱等はこれ
に当たる)
といった形で発揮される。まぁ、神様が宿る領域の標識は、イコール魔除けの効果が絶大!という事ですわ。
私たちの生活の中での注連縄の利用法と言えば、正月のしめ飾りですよね?松飾り、鏡餅、みかん等と共に床の間や神棚に飾ったり門口に掛ける事は、家にその年の”年神さま””正月さま”を迎える意味がある訳で、言ってみれば、注連縄によって家が神様を祀る祭場になるという事!そうして迎えた正月さまに、豊作や大漁、悪霊除けや災難除け、家内安全や身体堅固、恋愛成就や子宝授受を願うための代物なのね…。ねっ?皆さんも、しめ飾り飾ったほうが、いいでしょう?

何はともあれ、皆さんが幸せな一年を送れますように…。