■琥珀の間
世界七不思議に続く、8番目の謎と言われる「失われた琥珀の間」というのを皆さん知ってますでしょうか?琥珀の間とは、ロシアの女帝エカテリーナ宮殿の中に作られた一室で、1716年にプロイセン王からピョートル大帝に友好の証として贈られたもの…。プロセインの首都ベルリンから運び込まれた琥珀の間は、その後1770年にエカテリーナ2世によって装飾され、完成した。壁一面に金、その上から約6トンもの琥珀の装飾が施され、豪華絢爛の一言だったという…。
第二次世界大戦後、その行方はようとして知れなかったが、喪失から約60年後の2009年2月、その一部と思われる貴金属約2トン分が、ドイツのドイチュノーフ村の地下深くで、探知され、発掘作業が始まった。

第二次世界大戦中の1941年、当時ソビエト連邦がドイツに占領された時、琥珀の間はドイツ軍によって解体され、部屋の一部である黄金や財宝は盗まれた!と噂されていた…。当時、ドイツの領地で、現在のロシア・ケーニヒスベルグにある博物館に運ばれ、公開されていた。しかし、1945年にソビエト軍によって博物館は陥落。その混乱とともに、黄金や財宝の行方は解からなくなってしまった…。

「今回探知されたのは、鉄ではなく確実に金、もしくは銀で、琥珀の間から盗まれた金か、そうではなくても、ほかに隠されている財宝の鍵となる財宝だろう」と語っている事からも、今回の発掘への期待がうかがえる。世界8番目の謎が解ける日も近いかも知れないけど、一度琥珀の間見てみたかったですわ…。