四谷の「心法寺」に「庚申塔」を見に行った時に、その側で彼岸花が咲き掛けているのを見た。そこでその少し後に、日比谷公園の彼岸花を見に行った。
そして日比谷公園から皇居・和田倉門まで歩いて行った時の光景である。
【心字池】
日比谷公園の「日比谷口」から中に入ると、左側に「心字池」がある。
「心字池」というのはは、池の形が漢字の「心」を崩した形に似せて造られた日本庭園風の池である。この池は江戸城外堀の一部を利用して整備されたそうだ。
ここは「仙台藩祖・伊達政宗から三代綱宗の時代に、上屋敷があったところだ。正宗は江戸参勤の折、1636年5月、ここで70年の生涯を終えた。その記念の立札が、池の近くに立てられている。
この池の奥の方には「カワセミ」が来るらしく、時々、カメラマンが何人もいるのを見掛ける。

心字池の道路側に切り株が2つ並べてある。
これは説明板によると「松石」というものだそうで、『今から約3〜5千万年前の植物が水底に沈み、珪酸質の液がしみ込んで石化したものを「珪化木」と呼びます。これは北九州の炭田から産出した松の植物化石で、・・・』
『江戸城の石垣に使われていた石材を保存・紹介するために展示されています。江戸城と日比谷の歴史を伝える記念物として位置づけられています』とある。
いつもは何気なく見過ごしていたのだが、今回のブログで詳細が分かって良かった。

日比谷公園には5つの噴水がある。帝国ホテル側の大噴水の他に、鴎、鶴、亀、ペリカンである。心字池を通り過ぎ、そのまま進むと第一花壇がある。
ここに向かい合ったペリカンの噴水がある。その向こう側は広く、色々な花壇が見える。
「なぜここだけは日本にいないペリカンなのだろう?」と思い調べてみた。
すると昭和初期に、ここでペリカンを飼育していたと分かった。
便利な世の中になり、なんでもネットで調べると出て来る。

更に先に進むと、右側にお洒落なレストランが現れる。
ここはアジア料理店の「SAROH」(サロー)であるが、私は入ったことはない。
店先にタイのタクシー「トゥクトゥク」が飾ってある。
タイには何度か行っているが、その度に「トゥクトゥク」に乗った。
混雑した街中を高速で乱暴に走るので少し怖いが、それでも「タイに来た」という雰囲気が味わえる。

「SAROH」の横の広場に大きな銀杏の木が植えてあり、ここで以前はギンナンを拾って家に持って帰った。最近は女房が処理に面倒だと言うので拾わなくなったが、今年はあまり落ちていないし、木を見上げても生っていない。
更に進むと左側にテニスコートがあり、その先が目的地の「三笠山」である。
山と言っても標高9メートルだから簡単に登れる。この斜面に毎年、彼岸花が咲く。
今年も咲いていたが、なんだか毎年、花の数が減って来ているように感じる。
これも地球温暖化と関係があるのか?
なんでも今までと違うと「地球温暖化」のせいにしてしまう。

ここから戻ろうと思ったら、金木犀の良い香りがしている。
大きな金木犀の木が2本あり、小さな黄色い花をたくさん咲かせていた。
見知らぬオヤジがそこで、カメラで金木犀を接写で撮影しているのが見えた。
撮影が終ったのを見計らって、私は『いい匂いですねー』と話し掛けてみた。
更に『今日は幸いに涼しく、彼岸花も綺麗に咲いていますね』と続けた。
するとオヤジは、『SAROHの先の林の中に、白い彼岸花が咲いていますよ』と教えてくれた。

そこで早速、白い彼岸花を探しに行った。
すると林の中に、たった1輪だが白い彼岸花が咲いていた。
赤い彼岸花は華やかで良いが、白い彼岸花も落ち着きがあって良い。
しかしある程度、群生していないと、1輪だけでは寂し過ぎる。
蕾が2本あったが、その程度では寂しさもあまり変わらない。
白い彼岸花の写真を撮ってから、日比谷口から公園を出た。

日比谷交差点を渡り、皇居外苑の日比谷濠伝いに日比谷通りを大手町方面に進む。
お濠に映る皇居外苑の森が美しく見える。
水の中を覗いてみたら、藻が繁殖していてあまり美しくない。
歩道脇は銀杏並木になっているが、手入れをし過ぎで床屋で言えば「刈り上げ」である。
だからギンナンも少ししか落ちていないし、あっても小さい。
枝を切られて葉があまり無いので、ギンナンに栄養が行かないのかもしれない。

そのまま進み、大きな交差点で「行幸道路」と交差する。
行幸道路は中央が広場になっていて、東京駅まで見通せる。
片側2列と反対側に3列のイチョウ並木があるので、ここは銀杏が黄葉すると絶好の撮影ポイントになる。
しかしまだ葉は緑のままで、ところどころにギンナンの生っている木がある。
日比谷通りのギンナンを見た後なので、ここのギンナンの多さに驚く。
「鈴なり」とはこのことだ。

和田倉噴水公園の中を通り抜けて、和田倉橋に行ってみた。
この橋は和風の橋なので、外国人観光客がわざわざ渡りに来ている。
お濠の中を覗いたら、いつもの白鳥が悠々と泳いで餌を獲っていた。
ここも藻が多くて、白鳥には気の毒だ。
優雅に泳ぐ白鳥の姿を動画に収め、満足して東京駅に向かったのである。

\ この記事をシェアする /
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
- アクセス総数
- 1,643,695回

数年前に我が家の庭に突然「彼岸花」が数本咲いた。どこから飛んで来たのだろうか?「彼岸花」は縁起の良い花なのかなー?と思いながら見ていたが、いつの間にか消えてしまった。赤い花は庭の彩としてよかったのに残念です。