ブログ閉鎖中の話題(2016年2月22日)
マンションに住む友人のMさんに誘われて、「東北 冬の旅」に出掛けた。
車を持っていない私は、車での旅行はMさんが頼りである。
この旅行はだいぶ前に言われていたのだが、その後の連絡が無いので中止かと思っていた。

Mさんは緻密な脳の持ち主で、綿密な計画書をメールで送って来た。
2月17日の午前5時にマンションを出発して、先ずは蔵王に向う。
道路が雪で時間が掛かると予想していたのだが、早めの午前9時に蔵王に到着した。
しかし現地は吹雪のような天候で、予約してあった雪上車での樹氷見学が心配になる。

雪上車に乗る場所は私が馴れている蔵王温泉のロープウェイのあるメインの場所ではなく、「すみかわ」というホテルも1軒しかない華やかさとは縁遠い侘しい場所だった。
吹雪に霞んで見えるゲレンデにはお客もいないようで、リフトが寂しく回転していた。

幸いに少し吹雪が収まり、午前11時に4台の雪上車で頂上を目指す。
約50分で樹氷のある場所に到着し、15分の自由時間が与えられる。
係員の目の届く範囲の外に出そうになると、大声で叱られる。
こんなところでも遭難はありそうだ。

今年の冬は暖冬で、蔵王でも例外ではなかった。
樹氷は最盛期を迎えているのに、前日までの高温でかなり溶けてしまっている。
しかし昨夜からの降雪で、なんとか格好が付いたようだ。
私が今までに見ている樹氷とは少し違い、枝と枝の間が透けて見えている。

それでも、約2時間の雪上車の旅は満足で面白かった。料金の6800円は少し高い。
次の目的地は茅葺集落のある宮城県の「村田町」である。
集落と言っても、いまでは2軒しか無い。
この町は土蔵と茅葺集落を観光の目玉にしたいらしいが、私の目からはなんとも「レベルが低い」。これでは観光客は来ない。

村田町はそこそこに切り上げて、今夜の宿である米沢市の奥の白布温泉に向う。
宿に着いた時はすっかり暗くなり、雪も舞っている。
宿は「日本秘湯を守る会」のメンバーであるので、温泉と料理はレベル以上である。
ただ、寒い。長い廊下を歩いて部屋に行く間に、体が冷え切ってしまう。
高級旅館に馴れ切ってしまった私の体は柔になっている。(反省)

(おまけの話)
今回の旅の宿は700年の歴史のある白布温泉の西家で、建物も100年以上は経っている。それは私の好みなのだが、冬場は寒くて参る。
部屋は和室で温泉の熱を利用した間接暖房だが、それではとても足りず石油ストーブも置いてあるが、それでも寒い。

朝6時に温泉に入りに行ったら、掛け流しの温泉はお湯の温度が熱くて入れない。
源泉温度は60度と高温なので、仕方なくホースで水を入れる。
寒くて寒くて、とても適温になるまで待てず、その間に体が冷え切ってしまった。
仕方ないので、ホースを手に持って浴槽の端に我慢して入り、体に向けて水を出しながら浸かった。

前夜のお客は我々を含めて、たったの4人だった。
朝食後に洗面所に行って歯を磨いて口をゆすいだら、口の中が痛いほど水が冷たかった。
そこには張り紙があって、「水道の使用後は凍結を避けるために蛇口を閉めないで、水を細く出しておいて下さい」とあった。
歴史のある宿に泊るには、相当の覚悟が要るのである。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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白布温泉「西家」の外観写真は、まるで谷内六郎(昔の週刊新潮の表紙の画家)の絵か、懐かしいカレンダーのようです。山奥の旅館の経営も大変だろうなと苦労がしのばれます。寒い寒いの旅行者も、ご苦労様でした。
同世代のMさんの運転で雪中温泉巡りに同行したH君には私も「日本秘湯を守る会」に所属する温泉宿へ連れて行ってもらったことがあります。雪道や寒さや露天風呂を味わう事を目的に数人の同級仲間と楽しんだことを思い出す。この10年間の時間と体力の替り様に我ながら驚いている。今では「都心を歩かない会」のメンバーとしてH君に連れられて時々銀座界隈を徘徊する始末であります。