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徒然なるままに(145)

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【すぐ死ぬんだから】
昨年の12月17日に脚本家の「内館牧子」が心不全で亡くなった。まだ77歳だった。
彼女は大相撲の横綱審議委員を務めた初めての女性だった。
美人とは言い難かったが、彼女の書く小説は面白かった。

多くの作品を残したが、「終った人」、「迷惑な終活」、「老害の人」、「すぐ死ぬんだから」など、高齢者に辛辣な作品が多かった。
死亡記事を見て図書館に行き、本をパラパラとめくって読んでないと思う本「すぐ死ぬんだから」を借りて来た。

読み出して20ページほど進んだところで、「あれっ!」と思った。読んだことのある本だったのだ。最近はこのようなことが、よくあるようになった。彼女の本のタイトルのようになって来た。困ったものだが、もう止まらない。

「すぐ死ぬんだから」(内館牧子)


【詐欺被害が止まらない】
TVでも新聞でもネットでも、連日のように詐欺事件が報じられている。
いつから日本人はこんなに悪党になってしまったのだろう?
詐欺は以前は「おれおれ詐欺」だったが、それが下火になると、「還付金詐欺」、「投資詐欺」、「架空請求詐欺」、「ロマンス詐欺」、「警察官詐欺」などが次々と現れて来た。

これだけ世の中で騒がれていても、かなりの人が騙されている。
詐欺に引っ掛かった人が悪いとは言わないが、ネットを通じて知り合っただけで大金を振り込む心理が理解できない。

少額の投資で利益が出たように見せかけて、次々と大金を出させるのは昔からある手口だ。ロマンス詐欺も変だ。一度も会ったことも無い人に恋愛感情を持って、大金を振り込む。人の心理は、その人になってみないと分からないものだ。偽の「国税調査」も注意!

  「詐欺事件が止まらない」

【カラオケ】
マンションの友人達と館内あるカラオケルームで、1ヵ月に1回のカラオケを楽しんでいる。ここで大声を出しておかないと、駅やスーパーで大声で理不尽なことを言うジジイになってしまう。歌の一番上手だったFさんが高級老人ホームに入ってしまい、いまは下手な男ばかりになってしまった。

Iさんは昭和20年代の歌、Oさんは石原裕次郎、Hさんはド演歌、私は多くは星野哲郎作詞の「乱れ髪」、「風雪流れ旅」、「昔の名前で出ています」などを歌う。星野哲郎氏は以前の私の家の近くに住んでいたゴルフ仲間で、作詞の話をよく聞いた。

「昔の名前で出ています」は実話で、『ある時、銀座のバーで飲んでいた時に、女性から電話が掛かった。色々な話をしながら、名前を聞き出そうとしたが出来なかった。その時に彼女が「昔の名前で出ています」と言ったのである。それが大ヒット曲となったので、彼は『名乗り出てくれたら、お礼をしたい』と言っていたのを思い出した。

  カラオケ仲間と

【ラーメン】
私はラーメンは好きなので、たまにだがランチで食べる。
ラーメン業界では「1000円の壁」と言って、ラーメンの値段を1000円以下にしないと食べてもらえないと言われて来た。ところが最近は1000円を超えるラーメン屋が増えて来た。私は相変わらず1000円以下の店しか行かない。

ずいぶんと久し振りに勝どき駅近くのラーメン屋「しなそば屋」に行った。
3年ぶりくらいだろうか?そしてラーメンを注文したら、値段が850円に少し値上がりしていた。

その頃は「美味しい」と思っていたラーメンも、私の年齢のせいか「量が多い」と感じ、味も好みではなくなった。ラーメンは以前と全く同じで、今ではあまり見掛けない「ナルト」が入っている。

 「しなそば家のラーメン」(850円)

【ランチでクレーム】
現役の頃は食べ物屋で問題があれば、文句は言わず「もう行かない」で済ませていた。
ところが引退して時間が出来て来たら、「もう行かない」では済ませなくなった。
その理由には「行く店が減る」、「他の客も被害者になる」がある。

昨年の11月と12月に「うどん」、「ラーメン」、「中華料理」で問題が起きた。
うどん屋では、「ぬるい」、ラーメン屋ではライスが「グチャグチャ」、中華料理では「態度が悪い」だった。

いずれも大手チェーン店なので、ホームページからクレーマーと思われないような文章でクレームを付けた。すると同じような文面の回答があったので、きっと業界用の模範解答の用意があるのだろう。

 問題の無い「はなまるうどん」

【トリビア・門松】
暮れになって街を歩くと、大きな商店や会社の前には門松が立つ。
その門松には2種類があり、先端が斜めにカットされたものと、真っ直ぐにカットされたものである。斜めカットは「危ないからかな?」、或いは「値段かな?」と想像していた。

私はその理由を知らなかったので、ネットで調べてみたら次のことが分かった。
『門松にはソギと寸胴の2種類があり、ソギの門松 の誕生は戦国時代~江戸時代頃に登 場した』。

「ソギ」は斜め切り、「寸胴」は「真っ直ぐ切り」で、このソギを入れたのは徳川 家康と言われている。武田信玄に三方ヶ原の戦いに敗れ、「次は武田 (竹)を切る」と験を担いだという説があるそうだ。

   門松「ソギ」(左)              「寸胴」(右)

(おまけの話)【神田を歩く】
少し前のブログで「絶滅危惧 個人商店」という本を借りて来て、麻布のオモチャ屋を見に行ったことを書いた。
その続きの話で本の中にあった、滅多に行くことに無い「神田」の豆腐屋を見に行った。

健康の為に東京駅から1駅なので、神田まで歩いて行った。
大手町のビジネス街を通って行ったが、昨年暮れのことなのでサラリーマンはもういない。小型のタクシーばかりが走り回っている光景は、正月休みのいまだけである。

 大手町の風景(12月30日)

大手町を通り過ぎてしばらく行くと、神田西口商店街に入る。
なんだか新橋駅前に似ている光景で、居酒屋ばかりが目に入る。
神田駅に突き当りそこを斜め左に入る道を進むと、商店も少なくオフィス街となる。

その中に時代に取り残されたような一角があり、そこに「越後谷豆腐店」はあった。
間口一間半の小さな店で、緑色のテントの上に「屋後越」と昔風に右から左への店名が見える。

壁の銅板も時代を感じさせる緑青が出ている。店の中ではオヤジが暮れの大掃除の最中だった。名物の「バケツ豆腐」を買って帰ろうと思っていたのだが、もう正月休みに入っていた。

豆腐屋「越後屋」(外に出されたバケツ)

店の横の路地を入ると、壁に色褪せた「大豆のしずく」と、「バケツ豆腐」のポスターがあった。名物の「バケツ豆腐」とは濃い豆乳だけで作った豆腐で、以前はバケツに入れて作っていたので「バケツ豆腐」になった。

路地を突き当りまで行き右に曲がったところに、小さな小料理屋があり貼り紙があった。
『一年間 病気治療中でしたが治らず、再開店を断念しました。永年のお世話に感謝して、健康回復に専念致します。令和7年12月』

今回は豆腐店だけのつもりで歩いていたが、思いがけず色々な人の人生を見ることになった。なんだか帰りの東京駅までが、やけに遠く感じられた。

店の横の壁にあった商品宣伝ポスター

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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コメント(2件)

  • 月に2回図書館へ行き3~4冊の本を借りてくる。勿論初めて読む本ばかりのはずであるが、読み始めて暫くするとその本のあらすじが頭の中を駆け巡る。昔読んだ本であった。伊達市民一号さんと同じような勘違いをしてしまうことが多い。レンタルビデオ屋では、一度借りたことがあるビデオを借りようとすると「一度見てますね!」と指摘される。図書館の貸し出し口にも同様のチェックが欲しいものですね!

  • 内館牧子の「終った人」、「迷惑な終活」、「老害の人」、「すぐ死ぬんだから」など、どれも、ぜひ読んでみたい興味ある本です。老人とか終末についての本が流行るのも、時代を反映しているのですね。終わった人は映画になり、それは見る機会がありとても良い映画でした。

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