【都心を歩かない会】
同級生で作っている「都心を歩かない会」の11月のイベントは、「産業遺産情報センター」の見学だった。新宿駅西口に集合したのは、今回はたった3人だった。白内障の手術、入院手術、用事、女房の事情で4人が欠席だった。
メンバーはどんどん高齢化しているので、この会もいつまで続くか心配である。
今回の見学は12時30分からのガイド付きでお願いしたので、駅の近くでランチをしてからセンターまで歩いて行った。私は今回で4回目だが、世界遺産の展示内容は前回行った時から更に情報が充実していた。
連れの2人もガイドの話を熱心に聞き、『明治時代の人達は立派な人が多かったんだなー』と感心していた。『あの頃の先人たちの努力が、現在の日本を作っているのだ』と実感できる施設である。お勧めの施設である。

【歯の詰め物】
夕食を食べていたら、口の中になにか違和感を感じた。
舌で探してみたら、なんと下の奥歯の詰め物が外れてしまったのであった。この詰め物はかなり古いと思われる。仕方ないので向い側のマンション2階の歯科医院を予約して、出掛けて行った。医師は若い女性でとても親切で、手際よく詰め物を元に戻して10分ほどで終った。
支払いは20%負担で470円だったので、歯科医院の請求額は2350円のはずだ。
「作り直し」と言われたら断ることも出来ず、かなり高額になっただろうと思う。
この年になると、長年使い続けた体のアチコチが壊れて来る。
我が家の電化製品に似ている。
.jpg)
【デフリンピック】(1)
11月15日(土)から26日(水)まで、東京で「デフリンピック」が行われた。
デフ(Deaf)は英語で「耳の聞こえない」という意味だそうだ。デフリンピックはオリンピックと同じく4年に1度開催されている。私も年を取り耳が遠くなって来ているので他人事も思えず、興味を持って武道館で行われる「柔道・空手」の競技を見に行った。
「入場料は幾らくらいなー?」と思ってネットで調べたら、なんと無料だった。
17日に九段下の武道館に行ったが、扉は閉まっていて「デフリンピック」を開催している雰囲気が全く無い。理由が分からず、諦めて家に帰った。
そして改めて試合会場を調べたら、「東京武道館」と書いてあった。
同じ武道館でも「東京」を見落としていた。東京武道館はなんと足立区綾瀬だった。
またやってしまった!

【両国国技館】
10月15日から19日まで大相撲ロンドン公演が、由緒あるロイヤル・アルバート・ホールで開催され大人気だったそうだ。私は相撲はたまにテレビで見る程度だが、横綱の「大の里」は感じが良いので好きである。
そこで武道館で失敗の後に大江戸線で両国まで足を延ばして、国技館に行ってみた。
前日まで大の里は8連勝中だった。
相撲を見るために中に入るのではなく、外から相撲の雰囲気を味わうためだけである。ところが、相撲をやっていない。武道館に続き、ここでもまた「やっていない!」。
その場でスマホで調べたら、いまは九州場所だった。
「災い転じて福となす」か、「捨てる神あれば、拾う神あり」で、国技館の「相撲博物館」では「第73代横綱 照ノ富士 特別展」を開催していた。
ここは入場無料で多くの人が見に来ていたが、思いがけず良い特別展だった。

【デフリンピック】(2)
武道館の「デフリンピック」は駄目だったが、18日にはテニスの試合が「有明テニスの森」で行われると分かった。
会場をもう一度、調べて、間違いがないことを確認して出掛けて行った。
前日のポカポカ陽気と様変わりして朝からとても寒く、テニスコートは屋外だった。
試合は台湾の選手とチェコの選手だった。
チェコの選手が第一セットを6-2で取り、第二セットも2-0だった。
勝負の付くまで見ようと思っていたが、ここで寒くて我慢し切れずコートを後にした。
私が見たところでは、テニスは健常者のプレイと違いを感じられなかった。違いは会場が全く静かなことだった。スポーツで「耳が聞こえないと、全く困る競技にはなにがあるだろう?」と考えながら家に帰った。
(おまけの話)【映画】
「エルメス」(ル・ステュディオ)
毎月1回、数寄屋橋の「エルメス」で開催されている、無料映画を見に行っている。
ところが最近は知られるようになって人気が出て来てルールが変り、予約は2ヶ月に1回しかできなくなった。でも当日の5分前に行って空きがあれば、映画を見られる。
私はそれを狙って5分前に行くが、いつも空きが出ているから断られたことはない。
11月は1966年のフランス映画「ポリー・マグーお前は誰だ」で、5分前に行ったら予想通りに空きがあり入れた。内容はモノクロ映画で「ニューヨークのトップモデルのポリーが、パリで出会うドタバタ喜劇だが、1時間45分と長尺で面白くなく飽きてしまった。
ここはどんな映画を上映するか分からないので、ハズレも多い。

「本の森」(中央区)
京橋にある中央区立図書館「本の森」で、時々、無料映画を上映している。
場所は図書館の1階の多目的ホールで、折り畳み椅子を並べてだけのミニシアターである。定員は50名で先着順になっているが、滅多に満席になることは無い。
11月の映画は2004年のアメリカ映画「クリスマス・キャロル」で、ミュージカル仕立てだった。粗筋は『私欲のために他人の生活を壊しても気にしない金持ちの男が、クリスマスに3人の人物と出会い過去を回想し、心を入れ替えてクリスマスに良い人になる』という話で、あまり面白くなかった。

「ヒューマントラストシネマ」(有楽町)
11月に有料の映画を見たのは、1回だけだった。
それはヒューマントラストシネマ有楽町で、「ボンフェファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」だった。
この映画の粗筋は『ヒトラーを神のように崇拝する聖職者が現れたことに危機感を抱いた牧師「ボンヘッファー」は、「教会は聖域であり、権力者の場ではない」と反発。ヒトラーを全人類の脅威と感じた枯れ葉、ドイツ教会を守るためにスパイとなり、ユダヤ人大虐殺を行うナチス政権を壊滅させるために「ヒトラー暗殺計画」に参加する』。
この映画は2時間20分と長く、しかも全編を通して聖書に基づく行動なので、仏教徒の私には分かり難かった。

\ この記事をシェアする /
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
- アクセス総数
- 1,541,544回

コンビニよりも多いのが歯医者だそうである。現役の頃に会社の近くの歯医者でインプラントを7本入れた。そのインプラントが保守管理の悪さで痛み始めて抜歯が必要となって最初に入れた歯医者でなければ器具が合わないと言われ調べたらそこは駐車場となっていた。歯医者は人気商売で廃業率も高いそうだ。やむを得ず大学病院の口腔外科で抜歯をすることなったが、その混雑には驚かされた。予約時間から3時間も遅れての診察に疲れ果てて帰ってきた。年明け早々に手術が決まり、痛みをこらえての年末年始となりそうだ。
耳が聞こえないと困るスポーツは、曲に合わせて滑るアイススケート。ほとんど全ての競争のスタートのピストルの音も問題でしょうね。