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小さな話(74)

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【築地本願寺】
11月3日は「文化の日」で休日だが、とりあえず家を出た。
マンションのフォトサークルの会合を築地本願寺で行ことにしたので、その予約の為に境内の和食店「紫水」に行った。

すると境内では11月2日と3日で、「アナログ・マーケット」というイベントが開催されていた。新しい宗務長になったせいか、「お寺に親しみをもってもらい、先ずは来て欲しい」という考えで、色々なイベントをやるようだ。

このイベントの主催者はオーディオ・テクニカという会社とレコード販売店「VDS」の共催で、最新のアナログのオーディオ機器の視聴が出来るようだった。視聴は1回に100人の予約制で、お寺の会場で行われた。私も知っていれば予約をしたかった。迂闊にも、身近で私の知らないイベントがあった。境内では「アナログ」ということなので、レコードや手作りの品物を売るテントが沢山出ていたが欲しいものは無かった。

「アナログ・マーケット」(築地本願寺)

【焼き芋広場】
麻布台ヒルズで10月31日~11月3日まで、「焼き芋広場」という4日間のイベントが開催された。
いま一番トレンディな場所で「焼き芋」と知って驚き、築地本願寺の後に様子を見に行った。
主催者のHPには「さまざまな焼き芋やお芋スイーツを提供する名店の数々は、焼き芋アンバサダー・天谷窓大さんが日本各地から厳選。多彩なラインアップをお楽しみ下さい」とある。

会場に着いたのが11時30分だったが、店のオープンは12時からとのことなので、仕方なく少し待つことにした。キッチンカーが12台出ていて、色々な芋で作った食べ物を売っていた。店を見て廻ったが食べたいほどの物も無いし、並んでまで買いたくないし、値段も麻布台に合わせてかなり高いので買わなかった。

「焼き芋広場」(麻布台ヒルズ)

【東京タワー】
まだ帰るには早過ぎるので、麻布台ヒルズから東京タワーに行ってみることにした。
東京タワーはすぐ近くに見える。麻布台ヒルズの隣には宗教法人の「霊友会」の立派な建物がある。
その横を通り抜け、飯倉交差点を左折する。右折すれば、六本木に至る。
右側には工事中の仮囲いがあるが、ここは以前は「フリーメイソン」の東京本部があった場所だ。

東京タワーに着くと、そこでは11月1日~3日まで、「KOREAN FOOD FES. in TOKYO TOWER」を開催していた。
ここでもキッチンカーが出ていて、韓国の食べ物を売っていた。最近はどこでもキッチンカーで、私は食べたくなくなる。東京タワーから歩いて大門に出て地下鉄で家まで帰ったら、歩数計が8400歩になっていた。

 「KOREAN FOOD FES. in TOKYO TOWER」   

【木枯らし1号】
11月3日は風が強く、とても寒かった。道路には大きな落ち葉が落ちていた。
街路樹に多く使われている落ちた葉っぱは「モミジバスズカケ」という木で、別名では「プラタナス」の1種のようだ。
この木は色々な種類があり、もう少し葉が小さくて赤や黄色に紅葉するものもある。

夕方のテレビニュースで見たら、「今日は木枯らし1号が吹きました。昨年より4日早いです」と伝えていた。
枯れ葉が舞うようになると、なんだか寂しい気持ちになるのは私だけだろうか?

歩道に落ちた「モミジバスズカケ」の葉

【築地市場の跡地再開発(続)】
私の家から歩いて隅田川に架かる築地大橋を渡ると、右手に元築地場内市場の跡地がある。
ここの再開発が決まったが、あまり動きが無かった。
最近になりそれが様変わりで、大型機械は入り本格的な工事が始まった。

完成は2032年とまだ先のことなので、私はそれを見られるかどうか分からない。
そこで時々、ここの写真を撮って記念にしようと思っている。
今回の動画は2025年10月29日である。

(おまけの話)【思いがけず仏像展】
毎年、春と秋に東京工芸大学で無料公開講座があり、私はいつも参加している。
開催日は土曜日と決まっていて、大江戸線の「中野坂上駅」で下車して10分くらい歩く。
その途中に成願寺という寺があり、私はここへ越して来るまでは、ここで開催されている「仏像彫刻教室」に通っていた。

いつものように成願寺の前を通ると、門の横に「仏像彫刻展」の看板が見えた。
これは私の通っていた仏像彫刻教室の、1年に1回の展覧会のはずだと思った。
この寺には多くの羅漢像が置かれていて、私は時々、写真を撮りに境内に入ることがある。

  仏像展案内看板(成願寺)

看板に沿って本堂の真下にある会場に行ってみた。
スリッパに履き替えて会場に入ると、すぐ先に仏像彫刻教室の先生の「榎本宣道氏」が見えた。
私が近寄るとすぐに気が付いて、『おー、珍しい!』と驚いていた。
先生に会うのはコロナ禍のかなり前だから、数年ぶりかもしれない。

会場は生徒達と関係者で溢れていて、かなり盛況の雰囲気が出ていた。
仏像も初心者から先生級までの作品が並んでいて、かなり見応えがある。
先生は異色の経歴で、サラリーマンを途中で止めて、勝算もなく趣味を生かして仏像教室を始めた人である。

 仏像展の会場(成願寺)

先生が私に『NさんやAさんも来ているよ』と言った。
彼らは私が通っていた時の生徒で、私より早くから入会していた先輩である。
そこで彼らに挨拶に向かったら、私のことを見てすぐに分かったが名前が出て来ない。
懐かしそうに話していた彼らの思い出話は、『橋本さんに連れられて、伊達市のお寺で仏像展をやったなー』だった。

2人は私より年齢は上だと思うが、面影はあるが相当に年齢を感じさせるくらいに変っていた。
私は公開講座の時間が迫っているのでゆっくりは出来なかったが、「思いがけず仏像展」だった。
帰りに記念撮影をし、先生から自身の作品の仏像の絵葉書をプレゼントされた。

 仏像絵葉書(榎本宣道先生作品)

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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コメント(2件)

  • 庭に落ち葉が散る。それはそれで趣があって良いのだが、私にはそれの掃除が大変であり、腰痛の原因となっている。Facebookの何処を見ても紅葉の写真ばかりであるが、上も下も紅葉で真っ赤である。非常に美しく、誰でも写真に残しておきたいと考えるでしょう。立川にある「昭和記念公園」のイチョウ並木の黄葉は見事で、昔は毎年写真を撮りにいったものである。昨日の木枯らし一号?で散り始めてしまいそうであるが、舞い散る落ち葉も趣がある。

  • 落ち葉は哀愁をそそるのでしょうか、歌にはいくつも登場するようです。すぐに思い出すのは、シャンソンの”枯れ葉”の”枯れ葉よー、絶えまなく散りゆく枯れ葉よー”。五輪真弓の”恋人よ”の出だしの”枯れ葉散る夕暮れは来る日の寒さを物語るー”。落ち葉や枯れ葉は恋の終り、人生の終りを暗示しますが、私はこの枯れ葉の季節が大好きです。

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