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小さな話(65)

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【遺言未満】
少し前に椎名誠の「ぼくがいま、死について思うこと」という本を読んでとても面白かった。そこで次に同じ作者の「遺言未満」を、図書館から借りて来て読んだ。
この中にとても興味を引く話が出ていた。

それは『お骨仏』の話で、「そんなことがあるのー?」と驚いた。
「お骨仏」とは、死んだ人の骨を大量に使い、それで仏像を作るというものだそうだ。

椎名誠が「お骨仏」の現状を見て住職に話を聞くために、大阪の「一心寺」に行った時の話だった。焼いた骨を砕いて粉末状にして、15万体で仏像が作れるそうだ。
いまの墓方式だと日本中が墓だらけになってしまうので、これは良い方法だと思った。

 「遺言未満」★★★

【くまモン】
新橋から数寄屋橋まで歩いていたら、右側の歩道に「くまモン」が出て来て宣伝をしていた。その場所は熊本県のアンテナショップ「熊本館」である。
くまモンの写真を撮ってから館内に入ったら、熊本県の名産の「やまえ栗フェア」をやっていた。

「やまえ栗」とは初めて聞く名前なので、ネットで調べてみた。
すると『熊本県球磨郡山江村で生産されるブランド栗で、その甘みの強さ、風味、香りの高さが特徴です』と出ていた。

せっかくだからと思い「やまえ栗」を買って帰って茹でて食べようと思ったら、売り切れだった。仕方ないので「やまえ栗どら焼き」(329円)を買って食べたが、違いがよく分からなかった。

 「くまモン」(熊本館)

【日課となったゴンドラ通過】
私の住むマンションは大規模修繕の最中である。
現場事務所も作られていて、アチコチで作業員が色々な作業をしている。
外から帰りマンションに入ると、工事の進捗状況が分かるように説明所が出来ている。

私が毎朝、パソコンに向かっていると、午前9時35分に窓の外をゴンドラが上って行く。
きっと上の方の外壁の工事をしているのだろう。
午後4時30分頃になると、ゴンドラが上から降りて来る。通常は3人の作業員が乗っているのが見える。そうなると向こうからもこちらが見えるわけで、それが日課となっている。

 作業用ゴンドラが通過する。

【歩行者天国】
毎週の土曜・日曜は銀座通りは、正午から午後6時まで「歩行者天国」になる。
日曜日は道路に椅子とテーブルが置かれる。
歩行者天国になると嬉しそうに車道に出て来る人がいる一方で、それでも歩道を歩く人も大勢いる。私は必ず車道を歩いて、道行く人達を観察する。

この時は自転車は乗ってはいけないことになっている。
8丁目で自転車の集団が、道路の中央で立ち止まっているのが見えた。
近付いてみたら、外国人観光客の記念撮影だった。日本人のガイドらしき男が、カメラを構えていた。

最近はこんな観光も出て来たようだ。
買い物より「こと消費」と言われているが、こういうことか!

 外国人観光客の自転車集団

【GINZA SIX のアート】
しばらく前まで「GINZA SIX」の吹き抜けの天井から、「BIG CAT BANG」が吊り下げられていた。それが最近になり取り除かれて、ランナーが走っているデジタル映像に変った。
「なんだろう?」と思い、今回もネットで調べてみた。

すると『世界的現代美術家ジュリアン・オピー氏による最新LED映像インスタレーション「Marathon.Women」の展示を始めました。オピー氏はヒトグラムを想起させようなシンプルな表現で伝統的モチーフを描くスタイルで、アート界だけでなく広いカルチャーシーンで高く評価されています』と出ていた。

見ていると、ただ映像のランナーは走っているだけなのだが、これが意外に見ていて飽きないから不思議だ。分かり易いアートで、私も満足だった。

【PLAY! FUTURABLE】
銀座4丁目の「あんぱん」の木村屋の少し先の並びに、なんだかよく分からない店がある。店なのかどうかも分からない。中に入ってみたら、ドアの中は空間で両側にガチャが並んでいるが、それも普通のガチャでなくデジタル・ガチャという初めて見る物だった。

突き当りに巨大なデジタル・ガチャがあり、その裏側ではデジタル「クレーンゲーム」で遊んでいる人達がいた。お金を払うのではなくQRコードを読み込んでなにかをインストールすると、遊ぶためのコインがもらえるらしいと分かった。

私は面倒なので見るだけにして、周りをよく見た。
するとここはKDDIがスポンサーのようなので、スマホの「au」の宣伝スペースらしい。
銀座の1等地でなにも売らないことができるのは、きっと大企業だろうと思ったが、やはりその通りだった。その割には人が入っていないのは、なんだかよく分からないからだと思う。

「PLAY! FUTURABLE」の デジタル・ガチャ

(おまけの話)【八王子スパゲッティ】
以前にブログに書いたが、「同級生のYさんと八王子スパゲッティなるものを食べに行った」が、納得できなかった。そこで本物の「八王子スパゲッティ」を食べて、報告するようにYさんに依頼してあった。なかなか行ってくれないので催促したら、やっと行ってくれたが結果はダメだった。

ブログへのコメントで、『食レポに出掛けてきました。ランチは午後3時までとなっていたので、2時15分に店の前に到着して入口を見たら「CLOSE」の看板? ランチが14時までと言う! 僅かの時間差で食レポは失敗でした』とあった。
その後、Yさんは今度は予約をして、13日(月)に行って、写真付き食レポを送ってくれた。

 「八王子パスタ」の店内

Yさんの報告は長いので、短めに編集して書いてみた。
『八王子ナポリタン本家「キッチン・ロッコ」は大きな通りに面した開放的で明るい空間を売り物にしている。コンクリートの打ちっぱなしの天井が高く、大きなガラス窓から差し込む光が眩しいカフェ風のレストランであった。

『勝どきの友人から取材を頼まれて来た』とスタッフに告げると、オーナーシェフが名刺を持って挨拶に来た。彼はなんと八王子ナポリタンクラブの会長で、「東京多摩調理製菓専門学校」の非常勤講師でもあった。

AIで「八王子ナポリタン、雰囲気の良い店」で検索したら、出て来たのがこの店「キッチン・ロッコ」だった。AIの鑑識眼の確かさを知った。
今回は奮発してメニューから「ロッコセット」とコーヒーを注文したが、値段は2280円になった。でも依頼されたのに、取材費は出ない』。

「八王子パスタ」メニュー

『グランドメニューの中の「八王子ナポリタン」は細めのパスタで、ソースは濃厚ながら控え目で繊細なコクがある。八王子ナポリタンの特徴であるトッピングの刻みタマネギのシャキシャキ感と甘みが良いアクセントになっていた。普通のナポリタンとの違いはこれである。

オーナーシェフの中野太郎氏は「私達は八王子市のご当地グルメ八王子ナポリタンを通して、加盟店の応援、食育、町興し、地域貢献、そして全国に広めて行く使命に取り組んでいる。メディア取材を歓迎」と話していた』と報告があった。

また中野氏は『勝どきからのブログ発信に期待しております』と言ったそうだが、Yさん! 覆面取材でないと困るなー。私は食べていないので、責任が持てないので・・・。

                

「八王子ナポリタン」(単品は1300円)

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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コメント(1件)

  • 毎日通っているスポーツジムの仲間に「八王子ナポリタン」取材の話をしたところ、私たちも是非食べてみたいという事になって、ジム休館日に行くことになった。希望者が6人集まったので、車2台に分乗して開店時間の11時30分に店入口に集合する。全員「八王子ナポリタン」を注文し食レポ?をしながらのおしゃべりタイムが2時間ぶっ通し!難聴の私はその輪の中に入れずに、ただ静かに苦笑いのひと時であった。

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