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小さな話(57)

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【MEtoA】
数寄屋橋交差点角に「東急プラザ」という名の商業施設がある。
このビルの新橋寄りの角に三菱電機のイベントスクエアとカフェがあった。
それが前を通ったら、閉鎖になっていた。
ここの3階にある「METoA 」は私のお気に入りで、面白いイベントをやっていた。

ネットで事情を調べたら、次のようなことが分かった。
『香港の投資会社ガウ・キャピタル・パートナーズは、東京・銀座の商業施設「東急プラザ銀座」を買収する。東急プラザを展開する東急不動産ホールディングス(HD)は、23年に同物件を三井住友トラスト・パナソニックファイナンスに売却しているが、その後も商業施設としての運営を担ってきた・・』

『今回の買収後は、東急不動産HDは運営から撤退し、施設名称も変更される。26年にも施設の改修が始まる見通しだ』とあった。
最近は外資が外国と比べて安い、東京の不動産を買い漁っているようだ。

 「METoA Cafe」のあった場所

【抜けるような青空】
天気の悪い日が続いていた。雨や曇りなのに、9月だというのに気温だけは異常に高い。
新橋から東京BRTに乗って、終点の「HARUMI FLAG」まで行った。
そこからは東京BRTだけでなく都バス、江戸バスも出ているので、時々、利用している。

晴海埠頭公園に行く時は、ここを通って行くので、馴染みの場所である。
そこから我が家までは5分くらいで、マンションの裏手に当たる場所である。
この日の空を見上げたら、なんと全く雲が無かった。こんなことは珍しいので、思わず写真に撮った。

 雲一つない空

【歯医者】
「かりんとう」を食べたら、奥歯に違和感を感じた。
そこで1年ぶりに向かい側のビルの歯医者を予約して事情を話し、どうせならと思い『歯石も取って下さい』とお願いした。別室でレントゲン撮影を行ったが、顔の周りをカメラが回るのが怖い。撮影を終り歯石は医者ではなく、助手が行う。

その後、医者が出て来て口の中を入念に検査するのだが、口を開けたままなので唾が喉の方に溜まる。これを器具で吸引してくれるが、これが辛い。

結果は虫歯にはなっていないで、歯茎が腫れていると分かった。
医者が『しばらく様子を見ましょう』ということになったが、歯医者が嫌いな私は次の予約は『家に帰ってから電話します』と言って誤魔化し、予約はしなかったのである。

 レントゲン写真

【のっけ丼】
中央区から敬老記念として、3000円の金券が送られて来た。
スーパーでグレープフルーツを買ったら、レジの女性に『これは使えません』と言われてしまった。家に帰って調べたら区内の商業の活性化のための券なので、大型店では使えず小規模店でのみ使える券だった。

そこで何年ぶりかで、築地の天婦羅屋「天辰」に行くことにした。
この店には「のっけ丼」という名物がある。これは天ぷら定食と天丼の合体したものである。いつもうどんの私がこれを食べて、腹がはち切れそうになり苦しくなった。
500円券を3枚に100円を追加したので、100円で「のっけ丼」を食べたことになった。

 「のっけ丼」(1600円)

(おまけの話)【築地本願寺で】
*「外国人観光客」
築地本願寺は地下鉄「築地駅」を出たところにあり、そのまま進むと築地市場なので、外国人観光客が立ち寄る場所になっている。
ここでは最近の話題になっているような、オーバーツーリズムによる被害は出ていない。

手水舎が珍しいらしく、日本人の真似をして清めをしているが、その意味が分かっているのかどうかは分からない。特に欧米人は教会に慣れているので、お寺で大声を出したり騒いだりしない。静かに本堂を見て廻ったり、時には椅子に座って静かにしている。
建物がコンクリート作りなので、彼らの考えているお寺のイメージとは違うかもしれない。

手水舎に集まる外国人観光客

*「HIBAKU PIANO コンサート」
境内では多くの人が集まっていて、ピアノの音楽が流れていた。
近付いてみたら、「HIBAKU PIANO」と書かれた立て看板があったが、これは「被爆ピアノ・コンサート」だった。

このピアノは『昭和20年8月6日8時15分… 広島に投下された一発の原子爆弾。街とともに一瞬にして消えたたくさんの命。そうした壊滅的な状況の中で奇跡的に焼け残ったピアノ』であった。ピアニストはジェイコブ・コーラー氏で、彼は日本で活動するアメリカ・アリゾナ州出身のピアニストであった。静かな音楽が境内に響き、参拝者は静かに聞き入っていた。

 「HIBAKU PIANO」の演奏

*「平和を願う集い」
9月17日のこの日はHPによると『戦後80年を記念し、築地本願寺戦後80年記念追悼法要~平和を願って~、平和を願うコンサート、並びにへいわフォーラムを開催いたします』とあった。午後1時30分から映画「ドキュメンタリー沖縄戦」の放映もあったが、私はこれはパスした。

私も年をとり今までに多くの戦争の記録などを見て来たし、沖縄にも行ったし少し戦争の記憶もある。また戦後の食糧難や両親の苦労を見て来たので、もう戦争に関する映画などは見たくなくなっている。
1人本堂の座席に座り、僧侶の読経を聞きながら静かに時を過ごした。

本堂で休む外国人観光客

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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コメント(2件)

  • 現役の頃であるからほぼ40年前に会社の近くの歯医者でその頃は珍しかった「インプラント」をした。合計7本のインプラントが奥歯に並んでいる。私の無知から年1回はメンテナンスをしなければいけないのを知らず、歯痛にならないのをいいことに歯医者へ行かなくなった。退職後老化が進んで歯が痛み始めて久しぶりに地元の歯医者へ行った。何と昔のインプラントがグラつき歯痛の原因となっていた。ところがインプラントを抜くにはそれを入れた歯医者でなければならないそうだ?技術が進み過ぎて多様化してしまい弊害が起こている様だ。今更遠い会社近くの歯医者へ通うこともできずにダメなインプラントを今も大事に口の中に保管している。

  • ヨーロッパの街にはたくさんの教会がありますが、そのほとんどどこも出入り口に乞食が座っていて、お金をねだります。 気の毒だな、と思いいくらがあげますが、なにか観光気分がそげてしまいます。
    そこへいくと、 日本の神社仏閣のほとんどは、タダだし、物乞いもいません。築地本願寺はきれいだし、広々として、交通も便利、少しエキゾチックだし、ときては外国人観光客にとっては理想的スポットでしょう。

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