【失せもの】
最近は写真を撮る場合は、ほとんどコンパクト・カメラになった。
それは動画の撮影の趣味が出来たからである。
ところが一眼レフカメラで撮影したい時もあり、久し振りに棚の奥から引っ張り出した。
すると電池が切れていたので充電しようと思い、いつもの場所で充電器を探したが無い。
部屋から持ち出すことは考えられず、必死にアチコチ探したが見付からなかった。
腹が立ったが仕方ないので、有楽町のビッグカメラに買いに行ったら3600円もした。
充電した後も諦め切れず探したが無い。神隠しか?

【旧旧交代】
1ヵ月に1度、有楽町の床屋へ行っている。
10時30分前に店に入るとサービス料金なので、いつも10時前には店に入る。
すると出迎えてくれた女性が新顔だが、やはり高齢者だった。
彼女は『この椅子の担当技術者が辞めたので入社した。隣の椅子の女性は長期に休んでいる』と言った。長く同じところに通うと、私もお客も技術者も一緒に年を取る。
私が行けなくなるか?、技術者が来られなくなるか?、「新旧交代」ではなく「旧旧交代」だ。

【日比谷公園のギンナン】
そろそろ秋の気配を感じ出したので、日比谷公園に行ってみた。
ギンナンが色付いて来たのではないかと思ったからだ。
公園の日比谷口から入り、そのまま奥に進むとレストランがあり、その横に大きな銀杏の木がある。
私の考えたように、枝にはたくさんのギンナンが付いていて、少し黄色くなっていた。
2年前まではここでギンナンを拾い、家に持ち帰っていた。
でも1年前に女房が言った。『日比谷公園のギンナンは小さいし、処理が面倒だから拾って来ないで!』。それで私は拾うのを止めたのだが、楽しみが1つ減ってっしまった。

【東京も豪雨】
最近は日本自体が熱帯地域になったような気候で、なにしろ暑いし、雨が降れば豪雨である。しかも線状降雨帯というものが出来て、1ヶ月分の雨が1日で降るようになった。
だからインフラがそれに対応できるように作られていないので、川が氾濫してしまう。
9月11日の午後1時過ぎに、東京でも豪雨に襲われた。
こんな量と激しい雨が降るのは、ずいぶんと久し振りである。
幸いに私は隣の棟にいたので、家に帰る時も屋根があるので濡れなかった。

【秋の空】
都バスで東京駅丸の内南口に降りたら、も秋の空のようだった。
東京駅の正面に来たら八重洲口に建っていR高層ビルのガラスの壁に、「青空と白い雲」が映っていた。「なんと美しいのだろう!」と感じて、カメラを出してシャッターを押した。
今でもガラスの外装のビルが多いように感じるが、私のマンションでの体験では『部屋が暑くなる』のである。夏場は常にカーテンを引いておかないと、冷房もあまり効かない。
その代わり冬場は暖房が不要くらい暖かい。見た目と実情は違うのである。

(おまけの話)【一日一訓カレンダー写真】
毎年、仏教普及協会が、翌年のカレンダーに使う写真を公募している。
協会からは仏教に関係がある言葉がいくつも提供され、その言葉に合うような写真を撮って応募するのである。私は以前から毎年、応募しているが、一度も入選したことがない。
入選作は何ヵ所の寺院で回覧展示がされるのだが、築地本願寺でも展示が始まった。
それを見ると、まだまだ私の写真が採用されない理由が分かる。でもプロでも応募可能なのでは、私には無理だ。

どんな写真が入選したのかと思い、築地本願寺に見に行った。
写真は本堂内の左側の壁に並べて飾られていた。
展示枚数は数えなかったが、30枚くらいあったようだ。
募集では「一日一訓」としていが、実際のカレンダーでは「1ヵ月一訓」になっている。
それは細長いカレンダーで、表は各月ごとになっていて、裏にも写真と教訓が印刷されていた。カレンダーは定価が275円だが、昨年のカレンダーは無料で配布しているのでもらって帰った。

教訓は色々あり、反省させられることばも多い。
「蒔かぬ種は生えぬ」に関しては、私の長い人生では良い種と悪い種があった。
良い種を蒔いたので今の生活がある一方で、悪い種を蒔いてしまい苦労したことも多かった。
「なければないで苦しみ、あればあるで苦しむ」も考えてみた。
現役の時は「金が無くて苦しんだ」時もあった。「あればあるで苦しんだ」ことは記憶にない。苦しむほど金を持ったことが無いからだ。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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20日土曜日に友人の写真展に行きました。30人ほどの中高年による同好の士による素人の作品であるが、一見して昨年の作品よりも素晴らしい! 私が見ても判るくらいに腕も技術も向上している。聞くところによるとAIも貢献しているらしい? デジタルになってからプロも顔負けの作品が多発しているのはカメラ技術の勝利ともいえよう。それにしても写真の表現力には限りがないようなきがする。
私の行きつけのお医者さんも、もうそろそろリタイア―が近いのではないかと案じている。もう30年近く診てもらっているからだし、会うたびに、前回よりも少し老けたな、と感じられる。私が行けなくなるか、彼が来なくなるのか、旧旧交代ももうすぐかもしれない。