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小さな話題(53)

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【蛇の目傘】
福徳神社を出て昭和通りの方へ向かっていたら、派手なショーウィンドーが目に入った。
中には赤と青の蛇の目傘が展示してある。「さすがに老舗の多い日本橋だ」と思った。
最近は蛇の目傘を見る機会がほとんど無いので、思わず立ち止まって見てしまった。
家に帰ってから調べてみたら、ここは「傘屋」などではなくオフィスビルで、傘の展示はアートだった。

そして思い出した。以前に私が住んでいた場所の線路を挟んだ向かい側に、「蛇の目ミシン」の工場と時計台が見えた。
なぜ「蛇の目」という社名なんだろう?」と、今頃になって疑問を持った。
これも早速、ネットで調べたら「自社で販売していたミシンの糸巻きの形が蛇の目模様に似ていたから」だそうだ。

「蛇の目傘」のアートがある日本橋

【外国のシール】
日本へ観光にやって来る観光客が増え続け、今年は4000万人にもなりそうだ。
これだけ大勢来ると、想定外の人や常識外れの人や犯罪者もやって来る。
最近よく見掛けるようになったものの1つに、外国のシールが貼られている光景だ。

少し人通りの少ない場所、薄暗い場所、ポールや電源箱などに貼られたシールはある。
「俺はここへ来たぞ!」という「証」なのかもしれない。
日本でいうところんの「千社札」のようなものかもしれない。
いまではどこの神社・お寺でも「千社札」は禁止である。

外国のシールが貼られている(有楽町)

【ルポ 超高級老人ホーム】
自分が「そろそろ」と感じるせいか、「老人ホーム」などの文字に惹き付けられる。
私の希望は「その時」が来たら、自宅で介護を受けてアチラへ行きたいと思っている。
そんな時に図書館で借りて来たのが、「超高級老人ホーム」という本だった。

この本にも出て来るが、中央区には超高級な老人ホーム2軒ある。
「サンシティ銀座EAST」は我が家の窓から見えるが、入居一時金は「1.7億円」で毎月の食事代などは別に60万円以上も掛かる。もう1軒の「聖路加レジデンス」は分譲式で、「1.5億円~4.9億円」である。

金額的にも私には縁がない施設だが、それより金持ちの偉そうな老人だけの集団生活は耐えられない。

 「ルポ 超高級老人ホーム」★★

【朝見の儀】
9月7日の午前11時少し前に数寄屋橋交差点の信号が変るのを、Sony Parkの日陰で待っていた。するとなにか騒がしい。スピーカーから大きな声が聞こえるが、なにを言っているのか分からない。交差点に出てみると新橋方面からデモ隊がやって来た。
20人くらいの小規模なデモのようで、「なんだろう?」と思った。

デモ隊の先頭にマイクロバスがいて、例えは悪いが車に黄色のスカートのようなものを履かせていた。スピーカーで大きな声で言っていた。
『今日は何の日が知っていますか? 悠仁親王のお誕生日です。おめでとう御座います』。

この日は秋篠宮ご夫妻の長男の悠仁さまの「朝見の儀」が、午後から皇居で行われたのである。なにかに反対するのがデモ隊と思っていたが、「おめでとう」もデモをすると初めて知った。

「祝賀パレード」(数寄屋橋)

【ブランド店の行列】
毎月1回は数寄屋橋の「HERMES」の10階にある小劇場で、無料の映画を見ている。
ところが最近はそれが知れ渡ったせいかHERMESは予約方法を変更し、2ヶ月に1度しか予約できなくなった。映画は午前11時から始まるが、私は予約が無いのに出掛けて行った。

5分前に行くと、キャンセルか無断で来ない人がいるので、大体は入れるのである。
その時に時間調整をするのが、隣のSony Parkの1階である。
HERMESの開店も午前11時で、店の横には開店待ちのお客が列を作って並んでいるのが見える。

欧米系のブランドは24年は大幅に売上・利益を落としたが、これは中国の不景気の影響らしい。その中でHERMESだけが売上・利益が増えているそうだ。

「エルメス」の開店を待つ行列(Sony Parkから)

(おまけの話)【中央区総合防災訓練】
中央区のお知らせで「中央区総合防災訓練」が行われると知らせていた。
「9月7日(日)に大地震の発生に備え、関係機関との連携強化と自助・共助の意識向上に重点をおいた総合防災訓練を実施します。子供から大人まで、幅広い世代の方々にご参加いただける内容となっておりますので、ぜひご参加ください』。

私は訓練の中にある消防士の10時45分からの「放水」の動画を撮ろうと思って、10時30分頃に現地に行った。場所は工事中の春海橋歩道橋からもそう遠くないので、帰りにそちらの工事の様子も見ようと思ったのである。この場所は以前の東京BRTの駐車場跡地で、かなり広いので放水には適していると思った。

 少年消防隊の消火訓練

入口を入ると受付でイベント会場の地図を渡された。
もうかなりの人達が来ているが、ほとんどが子供連れである。
右側に多くの防災関連のブースが並んでいて、前を通ると色々なものを渡される。
中央が開けていて、ここで放水をするのだろうと思う。

消防車、自衛隊の車両、聖路加国際病院の救急車、パトカーなども見える。
向かい側が関係者の席で、右側は一般席である。私は一番前の席を確保して時間になるのを待った。やがて司会者の説明ではこのイベントはストーリーがあり、それに従って各車両や消防・自衛隊が活動するらしい。

 消防自動車が駆け付けた

最初は小さな小屋から煙が立ち、子供の消防隊が消火する。
次に地震で家や車に閉じ込められた人を、消防隊員が助け出し、救急車で運び去る。
正面の2つの家を模した小さな建物から火が出たことになり、消防士が2人でホースで消火する。この様子を動画に撮ろうと思って来たのであるから、先ずは静止画を撮り、続いて動画の予定でいた。

ところがホースからの放水は弱弱しく、しかもわずか5秒くらいで終った。
私は以前に築地本願寺の防火訓練で5分くらいの強烈な放水を見たことがあるが、今回も同じようなつもりでその時はまだ動画撮影はしていなかった。だから今回に賭けていたのに、5秒ではカメラをセットする時間も無く終ってしまった。

 消防士の放水は弱弱しい

イベントは10時から12時までの2時間で、一連の動きのある防災訓練は10時45分から11時30分までだった。防災訓練の始まる前に私の席の近くの人達が、なぜかカレーライスを食べていた。訓練の終った後に私は他のブースも見て廻ったら、自衛隊が炊き出しで「カレーライス」を提供していた。

私は前日の昼にカレーを食べたばかりだったが、防災記念にカレーを食べてみた。
思ったより美味しいので、びっくりした。家に帰って色々なブースで手渡された品々を広げてみたら、20種類もあった。震災時に役立つものばかりだったので、もらって来て良かった。

イベント会場で手渡された防災の品々

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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コメント(2件)

  • 超高級老人ホームがあるそうだ? 入居金が億超えは何となく判る気がするが、月に60万円を超える食事代などの費用が必要とは理解ができない。毎日2万円を超える金額を使うには何をすればいいのだろうか?兎角金持ちのする事には頭が付いて行けない!

  • 大量の戦中生まれ、戦後ベビーブーマー、団塊の世代、が今老人になって、介護付きやリタイアメントホームが、ビジネスとして成り立つようになったのですね。それにしても、宣伝文句にある、”一ランク上の”とか”高級感漂う”とか”エリートだけの” など、いやですね。本当に高級な人はそういう宣伝文句に、のらないでしょう。

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