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小さな話(51)

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【麻布十番を徘徊】(1)
「どこか行くところがないかなー?」と探していたら、麻布十番で「納涼まつり」があると分かり出掛けて行った。大江戸線で行けるので、家から20分くらいだ。ここへ行ったのはしばらく前のことで、もう5年前くらいかもしれない。

駅を出て驚いた。奇妙なモニュメントがあった。少し気持ち悪いが、親子の像のようだ。
ネットで調べてみたら「微笑みのモニュメント」というものだそうで、ジンバブエの彫刻家の作品だそうだ。この商店街は私の感じでは、「少し高級な下町商店街」である。

 気持ちの悪い「親子像?」

【麻布を徘徊】(2)
中央の通りを歩いて行くと懐かしい店が多いが、無くなった店、新しく開店した店も多い。
ここへ来た時は、以前は「あべちゃん」で焼き鳥、「浪花屋総本店」で鯛焼きを買ったものだ。中央の道路を進むと、かなり前のことだが、右側に天然温泉の風呂屋があった。

私は1度だけ、興味本位で入ったら、真っ黒のお湯だった。
ここを更に進むと坂を上り、外国大使館が多い静かな住宅街に出る。
ロシアと戦争をしているウクライナ大使館もあり、戦争開始の時には少しの寄付を届けに行ったこともある。

 老舗の「たぬき煎餅」

【麻布を徘徊】(3)
目的の「麻布十番納涼まつり」であるが、道路沿いに提灯が下がっているだけで、「まつり」の雰囲気は無かった。中央の通りから1本左に入ってみたら、ステージが作られていた。

テントの横に貼ってあるイベントの予定表を見たら、午後3時から8時まで「ダンス」、「ジャズ」、「歌謡」、「和太鼓」など盛りだくさんのプログラムが23日と24に行われる。私が行ったのは午前中だったので、開始までは待てなかった。

帰りの大江戸線に乗るためにエスカレーターで下って行った。前方から若い女性がスマホを見ながら、エスカレーターに近付いて来るのが見えた。彼女はなんと私が降りて行く側のエスカレーターに乗った。当然だが逆なので、彼女は転んだ。

なんでそんなにスマホばかり見ているんだろう? これが電車のホームなら、線路に落ちて電車に轢かれていただろう。

ステージ「10-BANG」

【SNS型投資詐欺】
警視庁が「SNS型投資詐欺に注意」を、ホームページに載せている。
有名人を騙って『絶対に儲かる。私が保証する』などと、投資に疎い高齢者を騙している。
被害者は男女同じくらいで、いずれもSNSなどで見たサイトへ自分から連絡している。

そして犯人の指示通りに、指定口座に大金を振り込んでいる。被害者は「投資に絶対は無い」ことを知らないらしい。被害額は2000万円から1億円にも達しているが、私に理解できないのは『なぜネットで知った程度で、そんな大金を振り込むのか?』ということである。

また『そんなに大金を持っているなら、年齢を考えてなぜ投資などするのだろう?』ということだ。私は姉妹2人が証券マンと結婚した関係で22歳から株式投資をしていたが、60年もやってもあまり儲けたことは無い。

「SNS型投資詐欺」(警視庁のHPから)

(おまけの話)【東京ビッグサイト】
私は暇人なので面白そうな展示会があると、東京ビッグサイトへ出掛けて行く。
東京BRTが開通する前は、「勝どき駅前」から都バスの「東京ビッグサイト」行きに乗った。
この都バスは「豊洲市場」は通らないが、「ゆりかもめ」の「新豊洲駅前」に停まる。

ここには「teamLab」という外国人観光客に大人気の施設があり、時間によっては勝どき駅からは満員で乗れないことがある。「teamLab」では全面画像の中に自分が入り、異次元の世界を楽しむようだ。

料金は平日でも3600円、週末になると4000円もするが、東京観光では外せないようだ。
私は最近はこの都バスを使わず東京BRTで行く。バスを降りて、遠くに見える東京ビッグサイトの建物を見るのが好きだ。

 「東京ビッグサイト」

東京BRTの終点は「国際展示場」であるが、ここが東京ビッグサイトである。
東京ビッグサイトというのは建物の名前であり、国際的な展示会が開催されるので停留所名が「国際展示場」である。その時に「ゆりかもめ」の駅の近くで、赤い変なモニュメントが目に入る。

いつも「なんだろう?」と思いながらも、調べることが無かった。
今回は現地に行った時に調べてみたら、これは鋸だそうだ。
作者はアメリカのポップアーティストの「クレス・オルデンバーグ」で、タイトルは「Saw、Sawing (切っている鋸)」だった。

アメリカの鋸で大地の層を切っているように斜めに配置されたこの作品は「問題解決のプロセス」を表現しているそうだ。

「Saw、Sawing」


 「Saw、Sawing」を見に行った時に、「第18回アグリフードEXPO東京2025」という展示会をやっていたので入ってみた。
ここも事前登録が必要で、参加資格に「バイヤー」か「プレス」を選ぶようになっていた。
引退オヤジはいつもこれで困る。仕方ないから「バイヤー」を選び、会社名は「個人」を入れた。

会場内は小さな小間がたくさん並び、フードEXPOというだけあって、ほとんどの小間で試食が出来る。
私は通路を歩いているだけなのに、次々と小さなプラスチックの皿の試食を渡される。

私が食べたのは20種類くらいで、「牛肉」、「豚肉」「ソーセージ」、「焼きいも」、「ジュース」、「ご飯」、「ラーメン」、「野菜」、「シイタケ」、「メロン」、「白桃」、「バームクーヘン」、「煎餅」などだった。お陰で腹がいっぱいになり、ランチを抜いた。

「アグリフードEXPO東京2025」

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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コメント(2件)

  • 「祭り」といえば、東京音頭に出店。ヤグラを建てて周りを子供たちが走り回り、カーバイドの臭いのする中でお店を冷やかしながら見るのをイメージしているのですが、都心の高級住宅地麻布のお祭りは「ダンス」、「ジャズ」、「歌謡」、「和太鼓」なんともオシャレな雰囲気ですね!これが最近のお祭りなのでしょう。
    若者を引き付けるには「お祭り」も変わらなければ?

  • ポップアーティストの「クレス・オルデンバーグ」の作品が、東京にあるのには驚きました。猛烈に高い値段で買ったのでしょう! 彼のあっけらかんとした、またはっきりとした色彩の彫刻は日本の環境に馴染んでいましたか?

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