【お台場の花火】
12月になると毎週土曜日に、お台場で「冬の花火」が打ち上げられる。
この花火大会は「レインボー花火」と名付けられ、かなり前から行われている。
主催はお台場に拠点のある会社で、フジテレビ、グランドニッコーホテル、ヒルトン・ホテルなど14社の主催である。
共催が2社団法人、後援は東京都港湾局、協力は首都高速道路である。午後7時から、たった5分の花火大会であり、我が家からは反対方向の裏側なので見えないが音だけ聞こえる。12月24日はクリスマスということで、特別に「ミュージック花火」になるそうだ。

昨年は別棟の49階のスカイラウンジに行って撮影したのだが、元オリンピック選手村に建設中のタワーマンションが邪魔で、マンションとマンションの間から少し見えただけだった。そこで今回は寒い中をわざわざ、晴海埠頭公園まで写真を撮りに行った。
家族は「寒いから・・・」と言って付き合ってくれないし、マンションの友人を誘うのも面倒なので1人で出掛けて行った。晴海埠頭公園なら障害物が無く、レインボーブリッジの左端に花火が上がるはずと思ったのである。
花火の5分というのは「アッ」という間に終ってしまうから、撮影が上手く行くか心配だった。

週末から急に寒くなり12月5日(金)の最低気温は2度、6日(土)は5度だった。
私が家を出たのは午後6時30分だったから、その頃はもう最低気温に近かったと思う。
ヒートテックの下着の上下を着て、コートも厚手のもので、頭には毛糸の帽子を被った。
晴海埠頭公園は真っ暗に近いので、懐中電灯も持った。
カメラは一眼レフで、三脚とレリーズも持参した。準備だけは万全である。

レインボーブリッジの照明は白色だった。意外だったのは、見物人が数名しかいない。
HARUMI FLAGの住民は越して来たばかりなので、この冬の花火大会を知らないのかもしれない。今回はシャッタースピードを5秒にセットし、打ち上げ花火を画像に2~3個は入れて写そうと考えた。
午後7時丁度に花火が打ち上げられた。同時にレインボーブリッジのライトアップに色が付いた。花火の上がった場所は、私の思っていた場所より左だった。

最初の写真をカメラのモニターで確認したら、レインボーブリッジ全体を入れると花火が小さ過ぎた。慌ててズームで花火をクローズアップしたら、カメラのモニター画面ではまあまあの写真だった。絞りを変えたかったが、時間が無いので諦めた。
カメラのレンズを触ったので、ピントが少し気になった。

大きな花火大会とは違うので、一度に多くの花火は上がらない。
だから絞りやシャッタースピードを変えて、色々やってみる時間は無いのが残念だ。
写真の出来栄えは家に帰って、PCに取り込んで初めて分かるのである。
ブログ用にコンパクトカメラを使い動画も撮影するので、暗い中でも忙しく慌てていた。

バスや地下鉄を待つ時のように、なにもしない5分間は長い。
でも花火の5分はアッという間だ。焦っているだけで、5分は過ぎてしまった。
そして家に帰ってすぐに撮影した画像をPCに取り込んで、出来栄えを見てガッカリした。
あまりピントが合っていないのである。
大きな花火大会なら色々と試したり調整できる時間があるが、5分間の花火では一発勝負である。まだ年内に残り4回の5分の花火大会があるが、私はもう行かないだろう。

(おまけの話)【マンション群の夜景】
5分間の花火は、呆気なく終ってしまった。
晴海埠頭公園の後ろは、元東京オリンピックの選手村だった「HARUMI FLAG」である。
こちらはピントもゆっくり合わせる時間もあるし、絞りも自由に変える時間もある。
まだ午後7時5分過ぎだというのに、ひっそりとしている。
窓の明かりも点いていない部屋が多いので、外国人が投資用に買った部屋ではないだろうか

臨海消防署の前を通り、朝潮運河沿いを歩いて家に帰る。
晴海のバスターミナルに近づくと、後方にタワーマンション群が建っているのが見える。
こちらは窓の明かりがほとんど点いているので、人が住んでいると分かる。
それにしても壮観だ。写真で見えるだけでも、10棟のタワーマンションである。
私の住むマンションは左から2つ目に見えている。夜の写真は誰が写しても綺麗に写る。

朝潮運河に架かる「朝潮小橋」を渡っていたら、下を屋形船が通過して行った。
週末なので屋形船はレインボーブリッジを通り越して、お台場の海岸で停泊してお客が「刺身・天ぷら」を食べるのだろう。
料金を調べてみたらコロナ後は急に高くなり、「飲み放題」で1万4800円にもなっていた。以前は飲み放題ではなかったが、1万円が相場だった。高くなったなー!
かなり前に私も家族で乗ったことがあるが、夜の屋形船はいいものである。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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動画を見てわかりましたが、花火は本当に間断なく、次々に上がるのですね。 最近はそれが常識でしょうか? 昔は、一発の後に少し間があり、いつ次のが上がるのかという小さな期待や、たまや、かぎや、などというセリフを言ったり感嘆の声をあげる間もあり、それらも楽しみのうちでした。