■望気術
「史記」項羽本記の一節に次のような話がある…。鴻門の会の直前、沛公(劉邦)は快進撃を続け、秦の都咸陽を破り関中に入って王を捕らえようというところまで来た。それを知った項羽を怒り、沛公を攻撃しようとする。沛公の兵10万に対し、項羽方40万…。
しかし、老将軍范増は項羽に言う。「故郷の山東にいた時の沛公は、財貨を貪り美姫を好んでいた。だが、関中に入ってからは財物にも婦女にも手を付けていない。これはその志が小さくないという事だ!私がある人に沛公の気を望見してもらうと、それは五釆をなす竜虎の形をしているという。これは天子の気だ!急に攻撃して気を失ってはなりません…」

このような体から外部に発散される気を、現代の気功科学では「外気」(オーラ)と呼び、外気を異常に発出する能力をもつ者を「特異功能者」というらしい…。外気についてはまだまだ研究の段階ですが、電磁波だとする説が有力なようで、電気通信大の佐々木 茂美教授らがその説をとっている。外気といえるかどうか?は分かりませんが、生命体の表面からコロナ放電が行われている事も、平面電極と高電圧低電流を用いて写したキルリアン写真によって確認されている。
