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[2016.05.01]
■椿堂
 日本全国、色々な所に不思議過ぎる空間やお寺や神社、祠やお堂はたくさんありますけど、九州の大分県にある”椿堂”も強烈なホラー感を漂わせている。山岳信仰・神道・仏教の聖地である国東半島を象徴するインパクト満点のお寺がこの椿堂でしょう…。 


 参道からして、かなりただならぬ雰囲気というか、カオスというか…。椿堂の他にも椿光寺、椿大堂なる寺が勢力を主張していて、山間の狭い敷地に看板が乱立、入り口が非常に判りずらい(元祖を巡る派閥争いという説もある)。 
 何とか椿堂の正面を見つけても、そこでまた道を遮るものが出現!大量の猫たちで、誰かが餌を与えるのか、50匹以上の猫たちが境内をうろついている。子猫等を踏みつけないように注意して境内に到着…すると、目を疑う…大量の黒い塊が軒下にズラリと並んでいて…長年の吹き曝しのためか完全にキューティクルの抜けた髪の毛の束が、昆布を干すように吊るされている。まして、その下には薄汚れたコルセットやギブス、松場杖までもが多量に並んでいるという光景でして…。 
 
 住職の話によると「昔は髪の毛が貴重品だったので大事な願掛けに使われたのでしょう…」との事。人間の毛髪は非常に丈夫らしく材木を引っ張る綱としても売買されており、昔は人毛のやりとりも珍しくなかったようです。コルセットやギブスについては、怪我が治ったお礼として奉納されるという…。大分お焚き上げしてしまったらしいのですが、昔は3千人を超えた髪の毛があったようで…。見たいような見たくない気もしますけど…。 
 見所はこれだけではなく、本堂奥にある霊窟も見学出来る。弘法大師が高野山開山前に立ち寄ったというこの洞窟、薄暗い中にまたもやギブスの山が積んであったり、人形の供養のためか不気味に見える人形が置かれていたりしている。下手なお化け屋敷よりは、確実に涼しくなれる場所ですかね?独特な信仰に支えられた椿堂、見所は満載ですから、ディープなインパクトの欲しい方は、是非に…。 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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