■伏見稲荷大社
全国で3万~4万もあるといわれている稲荷神社のある意味トップに立っているのが、京都の伏見稲荷大社ですよね…。本殿の背後に広がる稲荷山がご神体で、山を歩きながら参拝する事を「お山する」といいます…。
山には「お塚」と呼ばれる小さな祠がたくさんあって、それぞれに信者さんがいる。お塚のあまりの多さには圧倒されますが、それだけこの山が人たちの信仰を集めている証拠でもありますよね…?

実は、正確な数を把握するのは非常に困難な事でして…というのも、鳥居は全国の信者さんから次から次と奉納されていて、また古いものは撤去されるから、常に本数が変化しているんだそうで…。
ある好奇心旺盛な私の友人が数えたところによると、その時点では800と数十本だったようなの(笑)。実際には1000本なかったみたいなんだけど、千はたくさんという意味で使われているんでしょうね…。

ちなみに、もともと千本鳥居は大鳥居が一本あっただけで、現在のような姿になったのは江戸時代の後半からのようです。信仰が広まるにつれて鳥居の数が次第に増えていき、今もなお新しい鳥居が奉納され続けている…。見ため的にもすごく不思議な空間で、私は時間が存在しない錯覚にすら陥るパワースポットに思えてなりません…。