■鳥居
明けましておめでとうございます。 2013年、昨年は辰年で、風雲急を告げる年で、良くも悪くも、色々な変化がある年ではなかったでしょうか?今年は、巳年で地を這うように地道で、蛇が脱皮するように、生まれ変わる年、新たな事にチャレンジする年ではないでしょうか?
2013年も、むしゃなび及び占いスペース タリズマンをよろしくお願い致します。
初詣等で、神社へ行く方も多いと思いますが、今回は鳥居の事を少し書かせてもらいます。
鳥居は、神様が降りてくる聖域と、人間が住む俗界を区別するための門だとされている。ただ、門といっても扉はついていませんよね?お寺は門に扉ついてますが、神社に開放感があるのは、扉がないからではないでしょうか?
鳥居は、神社に常設の社がつくられる以前からあったとみられ、鳥居を建てる事によって、ここから先は神聖な場所ですよ!という事を人々に知らせる目印になっていた。まぁ、社殿がなくても鳥居が立っていたら、そこは聖域という事になる訳で、現在でも、鎮守の森の入口に鳥居だけが立ち、本殿のない神社があるのもそういう訳ですよね…。

外来説は、古代インドには骨を納める仏舎利というものがあって、その仏舎利を納める塔の周りを垣で囲んだ「トラーナ」という門があったそうで…。このトラーナという発音や形状が鳥居に似ている事から、これが起源ではないか?という説が一つ。
また、中国には、陵墓の前等に建てられた華表という門があり、それが原型だ!とする説。さらに朝鮮をルーツとする説等、様々な見方がある。
一方、日本発祥の説のほうは、「古事記」の記述にルーツを求めており、天照大神が天の岩戸に隠れてしまった時に、そのお出ましを願って、ニワトリ(常世の長鳴き鳥)を止まり木に止まらせて鳴かせたのが、鳥居の起源とされている。

個人的には、日本の止まり木説信じてますけどね(笑)。