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[2010.03.03]
■オートバイの怪しいオヤジ(2月6日)
 
この日は最終目的地のトラのいるタラ村(Tala)までである。 
出発時間が少し遅いので、早起きの私とY君は朝食後に散歩に出た。 
守衛の居るホテルの門を出ると人力三輪タクシーが居た。 
 
そこで交渉してみた。 
私     『カジュラホ遺跡まで往復で幾ら?』 
運ちゃん 『わかんなーい。』・・・と言っているらしい。 
私     『100ルピーでは?』 
運ちゃん 『OK』・・・・これだけは判ったようだ。 
 
カジュラホ村の小学生 


人力三輪タクシーは静かに早朝の田舎道を進んで行く。 
そこへ後ろからオートバイがやって来て、私達に並んで走る。 
 
オートバイの男 『カジュラホ村に行くといいよ』 
私         (無視) 
オートバイの男 『どこから来たの?』 
私         『ガイドは要らない』 
 
カジュラホ村の水汲み女 
 
それでも男はオートバイで付いて来る。かなり怪しい男だ。 
村に着いたら運ちゃんが『少し村の中を歩いてみたら』みたいなことを言っているらしい。 
 
その内にそのオートバイ男の案内で学校を見たり、古い民家を見たりしてしてしまい、遂に彼の家の前に来た。 
なかなか立派な家で、どうやらその村の村長の家らしい。 
 
カジュラホ村の女 
 
オートバイ男が寝ていた弟を起こして来た。 
眠そうにして出て来た弟は、流暢な日本語で、『私は大阪のダイハツで8年間働いていた。』と言って、キャタピラー社のフォークリフトの免許証を見せてくれた。 
 
その家でお母さんのいれてくれたミルクティをご馳走になり、ホテルに戻ったのである。 
変な田舎村で、変な経験をしてしまった。 
 
(おまけの話) 
インドでは日本と同じで、車は左側通行である。 
この辺りの道路は2車線なのだが、舗装は真ん中の1車線だけである。だから、みんなが真ん中を通りたがる。 
頑張り過ぎたのか、そのせいで正面衝突した車をよく見掛ける。 
 
インドの鉄道 
 
ある田舎町に入ったところで、車が急にガタガタと揺れた。 
これはパンクである。 
運転手が車を左端に停めた。 
 
すると、なんと、そこはパンク修理屋のまん前だった。 
なんか怪しい。 
仕組まれているような感じだが、証拠は無い。 
あまりに出来過ぎている。 
店の少し手前に釘でも撒いているんじゃないかと疑りたくなる。 
 
タイヤ交換をするかと思ったら、そうではなく修理をする。 
なぜなら、田舎で交換したタイヤがまたパンクしたら、もうお手上げだからだ。 
 
修理中には近所の子供も大人もみんな寄って来て、我々を興味深そうに見ている。 
 
屋台の食べ物屋 
 
仕方ないので、屋台の店で7人の子供に食べ物を与えた。 
とんだ田舎町で、パンクのせいで子供と交流してしまった。 
これがインドの『バクシー』である。 
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▼コメント(1)
名前:H.YAMA  2010.03.03 07:37:32
インド郊外の所得格差は、想像以上であると思われる出来事があります。カジュラホ村の村長らしき人物の案内で歩いていると、子供が独り壁の片隅に佇んでいる。何故かと聞くと学校の開くのを待っているそうだ。見回しても学校らしき建物は無い。すると先生という人物が出てきて、公立小学校にすら入れない子供たちの勉強を見ていると言う。教室?(穴倉?)という5~6人が座れる泥の床に黒板らしき板が立てかけてありだけでした。  
教科書や運営費は、すべて寄付で賄っているといわれる。話を聞いているい内に、「これは何とかしよう」ということになったが、旅の途中で、異国のことでもあり、各自500Rsの寄付を申し出た。校長先生は、丁重に寄付の受取り書を書いて渡してくれた。  
朝から気分のよいことをして、インドの一面に触れたことで、三輪車とオートバイの運転手に感謝して別れた。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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