■カラオケ「惜春賦」
私の住むマンションには色々な施設があるが、その中で私がよく利用するのがシアタールームである。 この部屋は7部屋あり、カラオケとビデオ観賞が出来る。
ここに住む友達達と月に1度のカラオケと、同じく1度のビデオ観賞をしている。しかも嬉しいことに、1部屋1時間が100円である。
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最近、カラオケ設備が新しくなったのを知った。
以前の装置では伊達市の歌手「小松幸雄」さんの「手風琴」は収録されていなかったのが、新しい装置では「手風琴」と検索すると、なんと「惜春賦」が見付かった。
もう何年も歌っていないが歌ってみたら、難しくて調子っ外れになってしまった。
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私達が伊達市に滞在した頃は寿司屋の「文七」で夕食を食べた後に、そこに来ている常連達と錦町の「田舎っぺ」に歌いに行くのがお決まりだった。
信金のXさんの歌う「時代遅れ」には痺れた。勝田組のYさんも上手だった。寝ていても順番が来るとパッと目を覚まし、持ち歌を1曲歌うとまた寝てしまう野田画伯も懐かしい。
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他にも北糖のZさんの奥さんのダンス・パフォーマンスも凄かったし、文七のJちゃんの清楚な歌声も良かった。
私はといえば、全く下手だが星野哲郎の作詞の歌が持ち歌だった。
この店のオーナーの息子のサービスで、エレキギターでベンチャーズの曲を弾いてくれるのを聞くのも楽しみの1つだった。
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たまには小松ビルにあるアコースティックバー「カンジー」に行き、小松さんとカンちゃんの弾き語りを聞くのも楽しみだった。
小松さんには無理を言って、私の作詞した「2人の旅を探して」に曲を作ってもらった。
今でも時々、小松さんがピアノを弾きながら歌う「2人の旅を探して」のCDを聞いている。
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マンションのカラオケ仲間は5人で、その歌のレベルは低い。
しかも歌が古過ぎる。
自分が生まれていない時代の演歌を歌うのは止めて欲しい。
Aさんは最初の頃は何を歌っているのか分からないほど、音痴だった。
私より1人だけ上手な男がいるが、彼は大手電機会社の元営業だったのだから会社のお金で上手になったのが分かる。
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最近の私は谷村新司の「群青」が気に入って、YOUTUBEで聞いてカラオケで歌う。
この歌は映画「連合艦隊」の主題歌で、戦地に向かう若者を連想させる。今の平和な時代に感謝しつつ、下手なりに群青を歌っている。
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(おまけの話)
マンションでのビデオ観賞会の話である。
中央区の図書館に行くと、昔の映画のDVDが置いてある。
それを借りてマンションの1階にあるスーパー「マルエツ」でお弁当と飲み物を買って、月に一度のビデオ観賞会を開いている。
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私は若い頃から映画が好きで、わざわざ小金井から日比谷へロードショーを見に行った。その映画を50年も経ってから見直すと、若い頃に理解していたストーリーと違うことがある。
人生経験を積むことにより、映画の意味も違って来るようだ。
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最近も相変わらず映画が好きで、よく見に行っている。
なにしろシニア割引で、いつでも1100円で映画を見られるのだから嬉しい。銀座界隈で見るものが無くなると、新宿まで出掛けて行く。
昔の映画解説者の水野春郎じゃないが、「映画って、本当に良いもんですねー」。
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