■8年目で洞爺湖ディープ観光
私の娘が1週間の休みを取って、東京からやって来た。 一緒にゴルフをした翌日に、『なにか希望はあるか?』と聞いたら、洞爺湖の中島に船で渡ってみたい』と言う。
私達もここに滞在して8年目となるが、今までに中島に行ったことはない。行こうと思ったことが無いのである。
そこで、お弁当を作って中島に行くことになった。
中島の景色の良い場所で、3人でお昼ご飯を食べようと考えたのである。
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洞爺湖畔から船で25分で中島に着く。
料金は大人1人往復で1380円と、かなり高い。
湖の上から見る昭和新山は初めてで、なかなか良い。
中島にはかなりの数のシカがいると聞いていた。
そのシカは飼われているのではなく、野生だそうだ。
ところが中島に上陸して分かったのだが、餌付がされている。
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張り巡らされた柵と金網の向こうにいるシカは、我々を見ると寄って来て、餌をねだる。
そんなこともあろうかと思い、コテージから食パンを持参していた。
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それを千切って与えたが、匂いを嗅いただけで食べない。
他の観光客が売店で買ったエサのビスケットは喜んで食べる。
ここのシカは『お金にならない物は食べるな!』と躾けられているのかもしれないなー。
帰りによく見たら、「柵の中にいるのはシカではなく、我々だった」。島の一部が柵で囲われていて、そこに我々がいたのである。
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(おまけの話)
洞爺湖から流出する川は壮瞥町で長流川に合流する。
川が流出する場所に壮瞥滝がある。
町内の唯一とも言える信号のある交差点の近くに、「壮瞥滝」という看板が出ている。
この角でIさんが昨年までガソリンスタンドを経営していた。
そこを斜めに入るとお不動さまがある。
その横を入ると、ゴルフ友達でタクシードライバーのTさんの家がある。彼は以前から前歯が1本欠けている。
これが、どうにも女房は気になっている。
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お不動さまの前の駐車場に車を止めて、川の方に道を下る。そこから3分ほどで滝に到達する。
小さい滝ながら、高低差が20メートルはありそうだ。
近くまで行けるので、飛沫がかかる。
なかなか良い雰囲気の滝だが、いつ行っても、誰も見に来ていないところが私の気に入っている理由である。