■そろそろ卒業か?
ゴルフを始めて44年が経った。 その間に一度もホールインワンをしたことが無いのが残念である。このまま出来ずに終る可能性が大きくなって来た。
20代前半で始めた頃はまだゴルフ人口も少なく、また若い人がいなかったので、いつも父親のような人達とプレイしていた。
それが上達出来なかった大きな理由のような気がしている。これは言い訳としては、あまり理由にならないか?
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今の私のゴルフはもう枯れて来て、飛距離も出ない。
ドライバーで『ナイスショット』と言われてボールのところに行ってみたら、なんのことはない210ヤードしか飛んでいないのである。
目も悪くなり、芝のラインが読めない。
慎重さに欠けるようになって、いい加減に打ってしまう。
現役の時のように賭けゴルフをしなくなったので、真剣にやらない。・・・など、色々と理由を見付けては自分の下手さを言い訳する。
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暇があるのでいつでもゴルフが出来るようになったのに、そうなるとあまりやらなくなるから不思議だ。
しかも夏の間はゴルフ場に住んでいるのに、窓からプレイしている人を見ては、『下手だなー』なんて言っている。
そうなると、そろそろ卒業の時期かもしれない。
何事も入学をすれば、卒業をする時がある。
思い切ってゴルフを卒業するか、或いは出来が悪いので留年するか、今はそんなことで迷っている。
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(おまけの話)
伊達に滞在している時は、隣町の壮瞥町の百打会というゴルフ同好会に入れてもらっている。
そして、毎月行われるゴルフコンペに参加している。
この会に出るようになって、気が付いたことがある。
出席者に東京ではあまり見たことがない名字の人が多いことだ。
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「口屋」、「瓶子」、「阿野」などという名字には初めて出会った。由緒正しそうな「毛利」、「岩倉」、「鍋島」、「細川」などは武家の子孫かもしれない。
壮瞥町は先祖が四国から移住して来た人が多いと聞いた。だから、壮瞥町には「さぬきうどん」の店がある。
ここにいると名字を通して歴史を感じる。
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そこへ行くと、「橋本」なんて平凡な名前の私は、小さくなっていなければならない。
そのせいで、コンペではいつも私は賞外なのかもしれない。