久しぶりに完璧な落日を見ることができた。
豊浦町の夕日は噴火湾を手前にして、対岸の山々に沈んでいくので、海に霞みながら沈んでいく太陽よりも比較的最後まで見えやすいのだが、大体は山の向こうにある雲に隠れて沈んでいくことが多いのだ。
こうして対象物があると、太陽は毎日せわしく、決して1箇所にとどまることなく、どんどんと動いているように感じる。豊浦が終わったら次は東京、大阪、博多・・・香港、シンガポール・・・・と言う感じで順番に夕日を見せて回っている。昔の人が地球が宇宙の中心にあると思っていたのも当然だ。



2月後半はちょうどイコリ岬という突起したところに太陽は沈む。
以前、冬至あたりで沈む太陽はもっと左に沈んでいたから、たった2ヶ月で太陽の軌道が天球を大きく移動してきていることがわかる。

さらにこれから夏至に向かって太陽は天球高く上り、その沈む位置は右に動いていく。
そして5月も後半になると右(北側)にある山々の陰に隠れていくので、居間からは残光しか見えなくなる。


季節は巡る。我々の一生が始まり、終わっても、地球上で何が起きていようと、お構いなしにぐるぐると巡っている。もうそんなふうに何億年も続いている中、そのほんのわずかなひとときの間、我々はこの地球に存在している。我々もぐるぐると移り変わっていく季節の風景の一部なのだろう。
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