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マイナス16度の景色

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この日曜日は朝5時40分に起床。まだ外は暗いが天気が良くかなり寒そうだ。気嵐が立ち始めている。
「よし。今朝は撮影にでかけてみよう。」

日の出の時間7時すぎの10分前に防寒をしてカメラを手に玄関を出る。外はキレるような寒さ。
「うゎ!さむ!」車に乗り込んで車内を温めるが、車内のフロントガラスの内側も外側も凍って真っ白だ。霜がなくなるまでしばらく待機。うー・・・寒い!車の外気温はマイナス16度と示している。ここ豊浦町でマイナス15度を下回る日はそう多くはない。やはり大寒から立春は寒さのピークを迎えるのだ。

空が明るくなってきた。フロントはまだ見えにくが、待ちきれずに車をスタートさせる。
路面は凍結路となっており、スケートリンクのようにテカテカだ。慎重に坂を下って海に出る。
港は人気がなく、海には気嵐が立っていた。
おや、海が凍っているではないか。

しかし寒い。車から出る時に凍結した地面で足を滑らせて転び、手を擦りむく。痛い・・・。
それでも必死にカメラを構える。すぐに耳が痛くなってきた。
ズームや画角を変えようとするが、カメラを持つ指先が痺れて痛くなり、シャッターを押す指が効かなくなる。カメラを操作するのに手袋は邪魔になるからできない。しかし、露出まで調整する余裕もない。どうしても撮影も適当になってしまう。

この日の気嵐は、やはり寒いだけあって、今日は向こうの山が霞むくらいの高さで立つ。軽い山瀬で白いもやが幻想的にゆっくりと南に移動していく。
空を見ると海猫が元気よく空を飛んでいる。朝を待ちかねていたようだ。

ようやく東山から太陽が出てきて漁港を照らす。凍る海の表面が美しい。

すると突然のカメラの誤作動。満充電したはずのバッテリーなのに「バッテリーがありません」という表示がでた。「まじか・・・。」
さらにはデータの書き込みエラーが多発。さすがにマイナス15度を下回るとカメラのような精密機械はいうことを聞かなくなるのだ。スキーマラソンの取材の時もそうだったなー。ホッカイロを持ってくるべきだった。
たまらず車に戻って暖気をとる。手がたまらなく痛い。

だがこんなに寒い日にせっかく出たのだからと気を取り直し、川にも行ってみようと思った。
すると川も表面に氷が張っていた。カモと思われる水鳥がキーキー言いながら飛んでいった。

橋の上から河口を見る。

なんか道北の流氷を思い出す風景だ。
海には盛んに気嵐がさかんに立っていた。

すっかりと日が昇る頃に家に戻ると、日に照らされた熊たちが出迎えてくれた。
数日前に暖気が入って解けかかり、目玉がころげ落ちたこいつらは、今朝の寒さは大歓迎という顔をしていた。

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犬と暮らしとカヤックと

kayaker

豊浦町でワンコたちと暮らし、たまに海で遊ぶ日常をつづります。

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