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配給制

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東京からのお客様から、お洒落な箱を手に現れた。中身は高級キャラメル。1本1本に番号が振られ、どうもいろいろな種類が詰まっているようだ。

珍しいものをいただくと、つい野暮な性分が顔を出す。スマホ片手に検索開始。すると判明したのが、キャラメル専門店「ナンバーシュガー」の逸品で、なんと1本140円。庶民の俺には目の玉が飛び出る価格である。

そして肝心のお味は・・・と、・・・うーん、絶品。口の中でとろけるコクと香り。まあ、値段を知ってしまった後だから美味しさ倍増という心理効果もあるかもしれないが。

ところが、である。美味いものは見境なく平らげてしまう俺の習性を見抜いているカミさんから、厳重警告が発令された。こういう上等な菓子に出会うと、必ず出るのだ。「もっと大切にいただきなさい」と。特に菓子類に対するカミさんの執着心は、並大抵ではない。

かくして、このキャラメルは配給制食糧対象となった。ナンバーごとに「〇〇の味」という説明を読み上げられ、包丁で真っ二つに切断され、一度に2種類ずつ配給される日々。たまに機嫌がいいと2/3にカットされたサービスデーもある。

しかし正直に言えば、こんなチビチビした食べ方しかできないなら、グリコのキャラメルを心ゆくまで頬張る方が、俺の幸福度は高いなんて思ってしまう。

なんとも体に染みついたこの貧乏性は恥ずかしい限りである。

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犬と暮らしとカヤックと

kayaker

豊浦町でワンコたちと暮らし、たまに海で遊ぶ日常をつづります。

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