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箱根駅伝を走った同級生

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我が家にはテレビという受信機がないが、昔、正月に必ず観たテレビ番組は箱根駅伝だった。
大正時代から続く国民的大会であり、各大学が意地と名誉をかけて東京箱根を往復する競技である。
この競技は一人でも失敗してしまえば取り返しがつかないという意味で、自分が失敗してもまだ挽回のチャンスがある野球などと比べて、精神的に最も過酷な競技だろう。だから観ている側もついつい応援に熱がはいってしまうものだ。

この箱根駅伝というといつも思い出すのは高校時代の同級生である。
そいつは放課後に毎日、1週400mのグラウンドをぐるぐるといつまでも回っていた。しかもそのスピードといったらすごいものだった。「お前、馬みたいだな。疲れないのか?」と走っている彼に声かけすると、「いいや、まだまだだ」なんて息切れもせずに返事をしていた奴だ。すごい奴だなと思った。

そんな彼は高校のインターハイで1500mと5000mの2冠を達成。その後、順天堂大学に進学して4年間箱根駅伝で走った。
高校時代から会っていないが、彼の活躍は大学時代まで一方的に見ていた。
「あいつ今頃何やってんだろうな」なんて思って、ふと検索して調べると、どうやら地元で家業の工場を継いで社長をやっているようだ。多分毎年駅伝を観ながら昔を思い出して一杯飲ってんだろうなと思った。過去の栄光かもしれないが、一生の思い出として誇りにしているだろう。

ところで、少し珍しい俺の苗字と同じ名前で駅伝で活躍している選手がいる。もしかして遠い親戚かもしれない。

日刊スポーツから 同級生の岩佐 吉章くん

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犬と暮らしとカヤックと

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豊浦町でワンコたちと暮らし、たまに海で遊ぶ日常をつづります。

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