アメリカはテキサス州からカリフォルニア州まで陸路、
その後船に乗って北海道まで来たシャッフルボードテーブル。
日本に輸入されたのは何台目なのだろうか?
輸入をして伊達市に持ってきた時が2001年。
この頃はまだインターネットの情報が今のように豊富ではなかった。
いろいろと調べたが、テーブルシャッフルボードというゲームの
情報は見当たらなかった。
そういう状況からして、まあ『本邦初公開!』とまでは言わないが、
日本に数台しかないゲームが
この北海道伊達市に設置されたのだと思える。

ゲーム台はプレイ台となる長さ約5m、横約50cm、高さ約5cm、ほどの長い板。
これを積載する下の台と支えとなる頑丈な足たちで構成される。
早速事務所の隅にこの台を設置をすると、
同じオフィスの仕事仲間が拍手とともに歓声をあげた。
俺が相当前評判を上げていたから、やつらも随分と楽しみにしていたからだ。
早速ルールを説明し、みんなでゲームを始める。
ルールは簡単で、2チームが交代でパック(重り)を台上に滑らせ、
反対側のスコアポイントに残ったパックで点数を争う。
4つのパックをそれぞれ交代でスローする間に
このゲームはいろいろと戦略とドラマが繰り広げられる。
いってみればカーリングに似た競技である。
実際にやってみると、最初はナメてかかっていたやつも
だんだんと真剣になっていく。思ったほど簡単に勝てないからだ。
というのは、力具合はもとより、それによってコースが変わるし、
相手のパックがあることで色々な戦略的駆け引きもでてくるわけ。
みんなすぐに熱くなってゲームに没頭し始めた。
俺の思った通りだった。
当時のそのオフィスは、今でいうSOHOのスタイルの空間だった。
それぞれが自分のビジネスを持って、事務所を共有し、
みんなでワイワイとやっていた。
シャフルボードテーブルが置かれてからは、毎日、
仕事の合間にみんなで遊んでいたのだが、
あるとき、事務所に来たお客さんにやってもらったら見事にハマり、
社長が社員たちを連れてきてみんなでプレイし、
大変盛り上がった時期があった。
そこで課題として持ち上がってきたのは、
果たして誰が一番うまいのか?トップは誰なのか?
ということを決めることであった。
ということで、ランキングボードを作ることにした。
(つづく)
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