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外国人居住者について考える(1)

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僕は豊浦町に住んでいるが、
ここ数年、めっきり外国人と思われる人たちと
よく道で出会うようになった。
中には観光で来ているアジア系の人たちもいるのだろうが、
明らかに外国人労働者が増えているということなのだ。

以前から、水産業ではベトナム人が実習生で来ていた。
それに山の方にある野菜ハウスには確かインドネシア人。
そしてあのG8が開催された高級ホテルウィンザーホテルにも
先日たくさんのアジア系外国人が受け入れされているのを
郵便局で目の当たりにした。
ウィンザーホテルは豊浦町を見下ろす山の
洞爺湖町側にあるのだが、
社員寮が豊浦町にあるので、
当然彼らは豊浦町が生活の場となる。
それに最近は老人ホームにもミャンマーの女性たちがいるらしい。

こんな人口3,500人あまりの小さな町でも、
昨年時点でも外国人居住者は150人ほど、
つまり人口比率からすると4.4%となる。

日本全体では約3%とのことなので、
比率からすると豊浦町の外国人比率は平均の1.5倍。
彼ら実習生らは車に乗らないので
町内を歩くからよく目立つというわけだ。

外国人実習生制度だが、
基本的には最長5年、ただ更新すれば実質的に
日本移住状態にもなりうるという。

人口の3-4%なんて大したことないだろうと思うかもしれないが、
彼らの多くが20-30代であり、
例えば日本で結婚して子どもができれば
この少子化の日本の中で、
彼らの子孫が日本で増えていくことになる。
あるいは外国にいる家族を呼び寄せることにもなれば
一挙に増えていく。

ということは日本人が減る一方である限り、
この国の人口構成はどんどん変わり、
外国人グループは、
たとえ参政権が与えられなくても
無視できない大きなグループになっていくのは明らかである。

ヨーロッパ諸国もアメリカも、
移民政策の失敗で治安や社会保険制度等が大きな問題となっていると聞く。
あのスウェーデンなども安心して女性が歩ける町ではなくなったという。

もちろん、難民受け入れなどの要因もあるわけだが、
主には単純作業を主とする労働者不足の穴埋めが原因となっている。
始まりはそうやって、目先の経済のことばかりを考えてやった結果、
例えばスウエーデンなどは人口の約25%が
外国を背景に持つ人たちとなってしまった。

外国人が増えることが即問題ということではないし、
人手不足はなんとかしないといけないのも事実。
しかし、日本は実際この政策で失敗してきた先例の現実をよく見るべきであり、
研究し、この先もずっと日本の良き伝統が守っていけるような
政治・政策をしてほしいと切に願うばかり。

で、自分としては何ができるのか?
できることを実践しようと思う。

(つづく)

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犬と暮らしとカヤックと

kayaker

豊浦町でワンコたちと暮らし、たまに海で遊ぶ日常をつづります。

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