この4月に孫ができた。
62歳になるこの自分のDNAの一部を引き継いだ存在が
新たにこの世に生まれたということである。
まあ自分に子どもが生まれたときも
特にそんなに感慨深くはならなかったわけだから
別に孫ができたからと言って慌てることもない。
しかしそれよりも、自分が「おじいちゃん」になったということが
ちょっとショックなのだ。
だって、ジジイである。爺さんなのである。
確かに自分が20代くらいの頃、
60代の人なんてもう「終わっている」存在にみえた。
そして今、その終わっている存在に自分がなったのだが、
孫ができて名実ともにこの度
晴れて「おじいちゃん」になったのだ。
だから「おめでとう!」と自分に言ってあげたい。
先輩たちの前では、まだまだ若輩者でいられるわけだが、
もう世間的には立派に「終わっている存在」になった以上、
これからの僕は三浦淳の提唱する「アウト老」に生き
「若づくり」ならぬ「老けづくり」に邁進するのだ。

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