ブログ閉鎖中の話題(2017年10月30日)
「2017 東京モーターショーが開かれる」というニュースを見た。
最初に感じたのは、「懐かしい」だった。
今から50年以上も前のことだが、私が社会人になった頃に日本中がモータリゼーションの時代に入り、東京モーターショーを見に行くことが当時の若者のファッションだった。

午後4時の入場を待つ観客。 「AFTER4 入場券」・・・900円
私も皆に後れを取らないようにと思い、晴海の会場に行ったことが最近のように思い出される。
その頃の会場は今の東京ビッグサイトではなく晴海会場だった。
晴海会場というのは、現在は東京オリンピックの選手村を作る工事の真っ最中の場所である。
当時は大江戸線も無かったので、銀座から歩くか、会場までは東京駅から送迎バスが出ていた。
あの頃の日本は今の中国のような熱気に溢れていた。

TOYOTA 「LEXUS LS500h」
ネットで調べたら、東京モーターショーの入場料が1800円もすると知った。
私は車を持っていないし免許証も返納してしまったので、今は全く車に興味が無い。
それでも最近のニュースで電気自動車(EV)が話題になっているので、「近所のことだから行ってみるかー」と思った。
更に調べると「日曜以外の午後4時以降なら、900円で入場可能」ということが分かった。
そこで一般公開初日の28日(土)に、午後4時に着くように都バスに乗って会場に行った。

MITUBISHI 「ECLIPT CROSS」
会場入り口に行って驚いた。驚くほど大勢の入場待ちの人が小雨の中で行列を作っている。
この列は「アフターフォー入場券」の人達で、4時になるのを待っているのである。
やっと4時になり、一斉に入場する。この頃になると帰りを急ぐ人も多く、混雑している。会場に入ると、さすがに他の見本市と違い華やかである。

WOLKSWAGEN 「AERTEON」
昔のモーターショーを知っている私には、少し寂しい。ワクワク感が無いのである。
アメリカのビッグスリーのGM、フォード、クライスラーは出展していない。
また英国車(ジャガー、ランドローバー、MINI)、イタリア車(フィアット、アルファ・ロメオ)も参加していない。
日本市場は今では彼らにとっては美味しくないのだろう。
当然だが、日本では全く売れない韓国のヒュンダイ、キアも出ていない。

NISSAN 「LEAF」
時代が変ったのか、モーターショーに付き物だった水着姿のモデルもいない。
逆に水着ではないが、モデルがいるメーカーの方が車に自信が無いように見えてしまう。
EV(電気自動車)を見に行ったのに、混雑していてなかなか車に近付けない。メーカーの説明員も少なく、写真撮影の人ばかりで何がなんだか良く分からない。

SUBARU 「CONCEPT CAR」
昔のモーターショーと違って、最近は「車を見せる」、「触らせる」などが主力で、メーカーはオリンピックじゃないが「参加することに意義」を感じているのかもしれない。
混雑に弱い私は空いた会場を探してウロウロしたら、トラックの展示場が空いていた。
そこには同級生のK君が定年まで勤めた、思い出の詰まったHINOが出ていた。結局、混雑の中で私は電気自動車を見たのか、見なかったのかも分からず家に戻った。

HINO 「RANGER」
(おまけの話)
私の家に初めて車が来たのは、私が小学生の時だった。
父親がFORDの中古車を買ったのである。その車が我が家の最初で最後の中古車だった。当時の小金井では車はまだ珍しく、父親は近所に住む人達を乗せて近くを走った覚えがある。
その後、私は高校1年生の時に運転免許証を取った。 16歳だった。

BMW 「CONCEPT 4」
それから自分で我が家の車を運転するようになり、75歳の誕生日を迎える前の今年の2月8日に免許証を返納したのである。だから59年間も車にはお世話になった。
外国旅行でもレンタカーを借りることが多かったので、アメリカ、カナダ、オーストラリア、フランスなどで運転をした。アジアは運転マナーが無く怖いので、運転しなかった。

タイヤの模様も面白い。
私がオヤジの車を含めて生涯に乗った車は最初が日産サニーで、次がトヨタカローラ、コロナ、コロナ・セミオート、また日産に戻りブルーバードSSS、トヨタマークⅡ、日産セドリック、そしてトヨタクラウンがしばらく続き、最後はクラウン・マイルドハイブリッドであった。
仕事の関係もあり国産車以外に乗ったことは無かったが、やはりトヨタ車が良かったと思う。
59年間の自動車生活で、多分、13台の車に乗り換えた。・・・と思う。

MERCEDES-BENZ 「CNSEPT EQ A 」
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