ブログ閉鎖中の話題(2015年5月18日)
年をとると勘違いすることが多くなる。
女房も勘違いするが、私はそれは指摘しない。その方が家庭が平和であるからだ。勘違いと誤解は違う。でも、相手の勘違いで誤解されることはある。

最近、そんな出来事があった。デパートのパン屋で食パンを買い、行列に並んだ。私の前にはデブでチビのオバサンが並んでいた。
私は手荷物が多く、パンを乗せたプレートのほかに布製のカバンを手に持っていた。その時、そのカバンが前のオバサンのお尻に当った。

するとオバサンは怖い顔をして振り返り、私を睨み、自分の手でお尻を3回払った。これは完全に、私がオバサンのお尻を触ったと勘違いしているのである。
私はそのオバサンが「痴漢!」と言ったら、「自分の顔とスタイルを考えてから言え!」という言葉を用意していたが、その機会は無かったので良かった。

行きつけのコーヒー豆屋でいつもコーヒー豆のトラジャを買った。
店に入る時に「25周年記念感謝デー」という張り紙があったので、少しは安くなるのかな?と思ったが、レジではいつもと値段は変らなかった。
お金を払い店を出る時に、別の棚に同じ豆が赤札に書かれていて200円安く置いてあった。

それを見付けられなかった私の方に問題があるのか、或いは店の者は「そちらに同じ商品がサービス価格で置いてあります」と言うべきだったのではないか?
どう思いますか?
その事件の後に、暑い日なので、有楽町の駅前の蕎麦屋で三種盛り蕎麦を食べた。勘定の段になり、私は1000円札を出した。

お釣りをもらって店を出たら、店の者が私を追い掛けて来て、「2枚ありました」と言って、1000円札を1枚返してくれた。コーヒー豆屋とずいぶん違う対応だ。新札を出す場合は重なっていることが多い。
これで私は今までに幾ら損したことか? ボケているので分からない。

最近の私は、勘違いして他人に迷惑を掛けていることがあるかもしれない。
これは自分では気が付かないから困る。でも、他人が勘違いしていることは分かる。しかし友人となると、それを指摘するのはなかなか難しい。
時には当人でない友人にそのことを話し、憂さを晴らしている私なのである。

(おまけの話)
学生時代の痴漢の話である。
昔の電車は今と違い、いつもギューギュー詰めで定員オーバーだった。
朝の通勤時間帯には「押し屋」という、電車に乗客を押し込む係員がいたのだから、なんとも可笑しな時代だった。

その満員電車に乗って学校へ行った時に事件は起った。私は専攻が機械工学なので、設計図を硬い紙筒に入れて手に持っていた。新宿駅で乗客たちが次々とホームに降りた。
その時、電車の中で私の前にいて、私の持っていた紙筒が当っていたと思われる女性が、もの凄い顔で私を睨んだ。

彼女は勘違いしたのである。私のモノは設計図を入れる紙筒ほど太くも長くもない。彼女もまた、デブでチビでブスだった。電車の中に痴漢が多いと聞くが、私の経験から、勘違いにより痴漢にされてしまうサラリーマンがいるのも、また事実だろうと思う。

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