【近場の桜】「月島第二児童公園」(3月27日)
河津桜が終り、3月19日に東京都の開花宣言が出された。
いよいよ真打の「ソメイヨシノ」が咲き出すので楽しみにしていた。
例年は開花宣言から1週間で満開になるのだが、今年は開花は早かったが満開は遅れている。
中央区には多くの桜の咲く公園があるが、その中から近場の公園の桜を見に行った。
以前は桜のシーズンになると遠くまで出掛けたのでとても忙しかったが、もう近場だけになってしまった。

「築地川公園」(3月26日)
中央区役所近くに「築地川公園」がある。
ここは以前は築地川であったが1964年の東京オリンピックの為に、首都高速道路の建設の為に道路になった。だから公園の地下には、いまでも首都高速道路が走っている。
公園に入ったら「誕生記念植樹」という看板が目に入った。
「これなにか?」と思い調べたら、『中央区は1989年から前年の1月~12月に生まれた人に案内を出し、承認を得た子供の名前を金属プレートに刻み、1月に桜の花を植樹する事業を行っている』と分かった。
これも少子化対策か? 中央区は色々なことをやっているんだなー」と感心した。

「黎明橋公園」(3月27日)
晴海通りを豊洲方面に向かい、朝潮運河を越えた右側に黎明橋公園がある。
あまり大きくない公園だが、桜は見事に咲いている。
向い側は「トリトンスクエア」というオフィスと飲食店が入ったビルである。
2020年の東京オリンピックの時は、ここに本部事務所があった。
ここの桜は割合に早く咲くと思っていたのに、開花宣言から1週間も経っているのに2分咲きだった。小雨の中を無理して出掛けて行ったのに、ガッカリだった。

「はとば公園」(3月30日)
この公園は勝鬨橋を渡り、隅田川沿いに右へ少し行ったところにある。
小さな公園だが、中央に置かれた大きな銀色の球が目印である。
桜の木の数は少ないが、銀色の球を背景に入れた写真は絵になる。
ところが現地に行ってみたら、2~3輪しか咲いていない。
3回目の3月27日でやっと5分咲きになった。
隅田川沿いの公園は海からの冷たい風が吹き抜けるので、満開は内陸部よりだいぶ遅いようだ。

「数寄屋橋公園」(3月26日)
数寄屋橋交差点の近くに「数寄屋橋公園」という小さな公園がある。
ここには「芸術は爆発だ!」で有名な岡本太郎の「若い時計台」という作品がある。
これは1970年に大阪で開催された日本万国博覧会のシンボルで、岡本太郎の代表作の「太陽の塔」の兄弟分のような作品である。
桜の木は少ないが、桜の背景に「若い時計台」を入れた写真を撮ろうと出掛けて行った。
公園の入口には脚本家・作詞家の、菊田一夫の「数寄屋橋此処にありき」と刻んだ碑が建っている。菊田一夫を知らない世代が多くなったが、彼の書いたNHKラジオドラマ「君の名は」は放送時間になると町の銭湯から人が消えたほどであった。

「月島川」(3月28日)
勝どき駅から清澄通りを月島方面に進むと、隅田川から引き込んだ運河である月島川がある。この両側の岸辺に桜の木が植えられている。
月島橋の上から見ると、川には小さな漁船や屋形船が係留されていて「桜と和船」が絵になる。
隅田川沿いの公園と運河沿いの公園は冷たい風が吹き抜けるせいか、満開になるのが遅いようだ。近いので何度も見に行ったが5分咲きで、気の短い私はもうOKにした。

「浜離宮恩賜庭園」(4月1日)
中央区報に「浜離宮恩賜庭園」の無料入園券が付いていた。
4月1日から5月31日までなら区民は何度でも無料で入園できるが、桜の時期の3月は使えない。浜離宮はソメイヨシノの名所というほどではないが、「中の御門口」から入れば右側に桜並木が見られる。
ここのソメイヨシノは咲くのが遅いので、そのお陰で4月になり「無料入場券」を使って写真を撮りに行くことになった。幸いに桜は満開でそれを見に来たのか、日本人より外国人観光客の方が多く80%くらいだった。
浜離宮の桜で見る価値があるのは、5月に咲く緑色の花の咲く「御衣黄」と「ウコン」である。この桜が咲く時に、また無料券を使って来てみるつもりだ。

(おまけの話)【御殿山さくらまつり】・・・品川区
10年以上も前に仏像彫刻を習っていた、榎本宣道先生からメールが届いた。
『「御殿山さくらまつり」で仏像彩色体験教室をやります。お時間が許せば遊びにお出で下さい』とあった。
御殿山という場所を調べたら品川区だったが、せっかくのお誘いなので行くことにした。
私は初めて知ったが、HPで調べたら『御殿山は江戸時代から人々に愛されて来た桜の名所で、今年の「御殿山さくらまつり」のテーマは「さくら舞う 江戸レトロな日」で、「江戸の美意識や遊び心を今に映した、春だけの特別なひと時をお届けします』とあった。
品川駅近くから無料送迎バスが出ていて、それに乗ったらマリオット・ホテルの玄関に着いた。

そのすぐ先が「さくらまつり」の会場で、仏師の「榎本 宣道師」は子供相手に絵付けの指導をしている最中だった。
これは「石膏の小さな仏像に、伝統的な彩色技法を用いて絵付けを施す体験」であった。
約1時間の体験で、参加費は1200円だった。1日3回の教室で、1回4人までである。
先生の自宅は埼玉県なので、ここまで10日間も来るのは大変なようだ。
生徒がいるのであまり話が出来なかったが、記念撮影だけして私は桜を見物することにした。御殿山は由緒ある場所のようで、太田道灌が城を構えていた場所のようだ。
「さくらまつり」と称する割には桜の木が少ない。

【目黒川の桜】(3月29日)
御殿山で榎本先生に会った後に目黒川が近いので、京急線の1駅先の「新馬場駅」まで歩いて行ってみた。「なぜここが馬場なんだろう?」と思い、ネットで調べてみた。
すると『この辺りは東海道の1つ目の品川宿があった。そこには馬が用意されていて、旅人に無償で馬を提供する義務があった』とあるので、それで「馬場」の名前が残っているのだそうだ。
ここは目黒川が東京湾に注ぐ場所に近く、上流の目黒の辺りで散った桜の花びらがタイミングが合えば「花筏」になって下って来るのが見られる。私は昨年は1回目はタイミングが合わず、2度もここへ花筏の撮影に来た。
今年はすでに上流では満開のようだが、この辺りではまだ2分咲きで、「さくら観光船」が行き交っていた。
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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9か所からもの桜リポート、ありがとうございました。普段気づかない小さな公園も、桜の時期にだけ、ぱっと自己存在を宣伝していますね。