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小さな話(82)

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【メタセコイア】
秋も深まると、水元公園の「メタセコイア」の林を見たくなる。
でも最近は我が家から遠いので、行くのが少し億劫になっている。
そこで聖路加国際病院のすぐ近くの、「あかつき公園」の中にある「メタセコイア」の林を見に行った。

ここのメタセコイアの林は水元公園の林と比べたら、その規模で雲泥の差がある。
そこをなんとか写真の撮り方で、大きな林のように見せようと考えた。
場所を変えたり、角度を変えたりしたが、どうしても背景の建物や遊具が画面に入ってしまう。それでも雰囲気は感じられたから、「良し」とした。

「メタセコイア」の林(あかつき公園)

【有名人の贈った胡蝶蘭】
丸の内ギャラリーに休憩と写真見物の為に立ち寄った。
定期的に写真が入れ替わるので、見に行く楽しみもある。
今回は写真家「関口 照生」氏の作品展「心景色」だった。

壁の端から端まで、20点以上の写真が展示されていた。
私が気になったのは、お祝いの胡蝶蘭が4鉢も置かれていたことだ。
名前を見たら、「竹下景子」、「青木功」の名前があった。
このカメラマンは女優やプロゴルファーとどんな関係があるのか、そちらの方が気になった。

「竹下景子」と「青木功」の名前があった。

【BLACK FRIDAY】
最近、色々なところで「ブラック・フライデー」という広告を見るようになった。
私は「なんだそれ?」と思っていたが、あまりに多く見るようになったので調べてみた。
するとどうやらこれはアメリカからやって来たようで、ネットでは次のように書かれていた。

『ハロウィーンとクリスマスの間の頃、アメリカでは11月の最後の木曜日に行われる感謝祭がある。次の日は金曜日なので、多くの人達が買い物に出掛ける。そのために道路は大渋滞を起こし、交通整理の警察官が「仕事が増える」、「大渋滞で街が黒く見える」と皮肉ったという説がある。もう一方では、「商店がお客で溢れて利益が上がり、黒字になる」というものもある。

どちらにしても日本とは関係ない話だ。
こんな「訳の分からないもの」を日本に持ち込まないで欲しい。

セブンイレブンも「BLACK FRIDAY」

【小冊子「浅草寺」】
少し前に浅草寺の仏教文化講座に行った話を書いた。
その時に受付で「浅草寺」という小冊子を渡された。
それを読んだら、仏教文化講座の講演の話をそのまま書き起こしたページがあった。

前回の仏教文化講座では補聴器を忘れたので、全く講師の話が分からなかったので気になっていた。そこで小冊子の裏に出ていた浅草寺教化部に電話して、12月の小冊子をもらえる場所を聞いてみた。

すると嬉しいことに、『ご希望があれば、毎月、無料で小冊子を送付出来ます』となった。
「なんでも聞いてみるものだ」と、思った時だった。そして12月2日に「浅草」が送られて来た。

 小冊子「浅草」(11月号&12月号)

【友人の訃報】
10月に同級生の元演歌歌手の「Mさんが亡くなった」と、奥さんから電話があった。
11月になり、やはり同級生で作家の「嵐山光三郎が亡くなった」とYさんからメールが届いた。しばらく同級生の訃報を聞かなかったのだが、続けて2人が亡くなった。

80歳の壁を越えると人は長生きするようだが、それでも私は壁を越えられなかった多くの友人を失った。嵐山光三郎はペンネームで、私が思うに本名の方が作家みたいに感じていた。

彼は著作数は多いし、テレビでも活躍した。
「悪党 芭蕉」では泉鏡花文学賞を受賞しているが、エッセイも膨大にある。
有名人の訃報を聞いても「そうかー」であるが、友人の訃報は同じ年齢だけに辛い。 (合掌)

  「嵐山 光三郎」の著作から

【海王丸が出航】
海技教育機構は2隻の帆船を持っていて、「日本丸」と「海王丸」がある。
この他に「大成丸」、「銀河丸」、「青雲丸」というエンジンで動く3隻の船がある。
HPで「練習船行動予定」を調べると、いつどこで出入港するかが示されている。
入港は潮の流れや風の状況で早く着岸することが多いが、出航は時間通りであるから安心して見に行ける。

12月3日の午後2時に「海王丸」が、晴海埠頭専用桟橋から出航すると分かった。
もう何度も見ているが、船が出て行く光景をなぜか私は好きなので見に行った。
東京湾では帆を張れないので、海王丸はタグボートに押されエンジンで静かに桟橋を離れて行った。

出航する「海王丸」

(おまけの話)【逆光の中の歩行者天国】
私は日曜日は出掛けない主義なのだが、京橋で「認知症」の講演会があったので出掛けて行った。帰りは京橋からそのまま銀座1丁目を通り、4丁目のバス停まで「歩行者天国」の銀座通りを歩いた。

銀座1丁目から日本橋に向けての通りは、いつもと同じで歩行者天国は無い。
正午からはこの銀座通りは、土曜・日曜・祝日は「歩行者天国」となる。
普段は1丁目から4丁目方面に向ってもあまり気が付かないが、冬は太陽の位置が低いので全くの逆光になる。

 「銀座1丁目交差点」

逆光の中を歩くのは眩しいが、あることに気が付いた。
それは「この光景はアートになるのでは?」と感じて、カメラを出して撮影してみた。
絞りを極端に(-3)にしたら、写真はモノクロになった。

なかなかこういうチャンスに出会わないので、ラッキーと思いたくさんの写真を撮った。
近くに寄らなければ人の顔も分からないので、遠くからズームでシルエットを撮った。

 テントの下で一休み

相変わらず銀座は外国人観光客が多いが、中国人は減ったようだ。
彼らは日本人と同じような顔をしているが、話し声が騒々しくないから分かる。
縁石に腰掛けて、なにか食べている白人が多くいた。最近は白人も中国人みたいなことをする。

テレビのインタビューをしている。
でも聞く内容は銀座とは関係なく、「年金はいくらですか?」などが多い。

様々な国から銀座に来ている外国人がいるし、様々な県から銀座に来ている日本人も多いはずだ。服装や態度からみんなは「どんな人生を歩んで来たのか?」を想像する。
モノクロ写真を通して、色々なものが見えて来る。銀座は面白い。

 テレビの取材

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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