【トランプ大統領が来日】
10月27日(月)にアメリカからトランプ大統領が日本へやって来た。
彼は不動産屋から大統領まで成り上がった男なので、なんでも「デイール」である。
今までの行動を見ていると、最初に吹っ掛ける。そしてディールで値引きする。
これに世界中の指導者が振り回されているが、なんとかこちらも上手くディールする方法は無いのだろうか?
私はいつものように出掛けたが、都内は千代田区を中心に厳重な警備体制だと思ったがそれほどでもなかった。トランプ大統領は時差ボケで行動開始は午後からだと私は勝手に推測し、だから厳重警備も午後からかもしれないと思った。

【皇居訪問】
アメリカには王室や皇室がないので、トランプ大統領は羨ましいらしい。
大統領にまで上り詰めたトランプ大統領だが、ロイヤルファミリーが持つ権威や名誉は財力や権力を使っても手に入らない。それを逆手にとってイギリスなど各国は王室を通じて歓待することでトランプ氏の自尊心を満たし、懐柔を図っている。
27日午後からは皇居で天皇陛下ご夫妻に面会予定なので、全く近寄れないと思ったが27日午前中に皇居に行ってみた。すると拍子抜けするような雰囲気で、皇居前広場は観光客が来ていていつもと同じ光景だった。
二重橋前の交番の警察官に聞いてみたら、『今日の午後からは皇居前広場は立ち入り禁止になる』と言っていた。トランプ大統領専用車は、この交番の横を通って二重橋から皇居に入るはずだ。

【迎賓館赤坂離宮】
トランプ大統領は前回の来日時に『日本でアメリカ車が走っていない』とクレームを付けた。今回もまたクレームを付けられるかもしれないので、政府は先回りして「フォードF150」を100台購入することにしたようだ。
そしてその車を迎賓館の前に展示すると聞いたので、すぐに出掛けて見に行った。
トランプ大統領が「いつここに来るか?」など詳細は明かされていないので、私は皇居の後に行ってみた。こちらもいつもと同じだった。警備の警察官に聞いてみた。『フォード車のF-150」はどこに展示するのですか?』
警察官は全くその話を知らなかった。西門へ行ったら、「27日~29日の3日間は臨時休館」と書いてあった。警備会社の男がいたので聞いてみた。すると『我々は民間なので、情報は全く来ない。ただ午後から大型トラックが来ると聞いている』と言っていた。結局は何も分らなかったし、一般に公開するのかどうかも不明だった。

【トランプ旋風】
トランプ大統領が大統領専用機「Air Force One」で、羽田空港に午後5時に到着した。
すぐに大統領専用ヘリコプター「Marine One」に乗り換えて、都内に向かった。そして大統領専用車「Beast」で皇居に向かった。
テレビニュースでは午後6時に、皇居で天皇陛下と握手をしていた。
トランプ大統領の来日で私は初めて知ったが、「Air Force One」は機体の名前ではなく、「アメリカ合衆国大統領が搭乗した際にアメリカ空軍機が使用するコールサインのことだった。
翌日は迎賓館赤坂離宮で、高市早苗首相と日米会談を行うことになっている。
27日の夜には東京タワーがトランプ大統領を歓迎して、星条旗色にライトアップされたのが家の窓から見えた。

(おまけの話)【28日の迎賓館赤坂離宮】
28日の午前9時30分のネットニュースでは、『トランプ大統領と高市総理の会談が、迎賓館赤離宮で行われた』と報道していた。私は「ずいぶんと早い時間からだなー」と思ったが、予定が詰まっているので早朝から始めたのだと思った。
トランプ大統領の行動予定の詳細は発表されていないので、私には時間が分からない。
とりあえず昨日、見られなかった米国車「F150」を見たくて、迎賓館赤坂離宮に都バスに乗って向かった。四谷駅に着くと昨日とは大違いで、大勢の警察官が待機している。
迎賓館に向かうと、道路の両側に大勢の人がいる。まだ会談は終っていないらしいと分かった。

少し遠いが迎賓館の正面の見える場所に、私は撮影場所を確保した。
どこもかしこも警察官と警察車両ばかりだ。
私はテスト撮影を行ったりして、迎賓館の正門からトランプ大統領の車が出て来るのを待った。この場所なら、トランプ大統領の乗った車は、私の20メートルくらい先で右折するはずだ。
しばらく待ったが、迎賓館の扉は閉まったままである。
その時、1人の警察官が寄って来て、『大統領の車は門を出たらすぐに右折するので、こちらには来ません』と言った。

私は焦った。すぐに場所を移動して、赤坂方向の場所に急ぐ。
すでにそちらはロープが張られていて、観客はそのロープ内で見るように指示された。
急いで移動しなんとかロープの中に潜り込み、背の低い女性の後ろの2列目に場所を確保出来た。
私が四ツ谷駅に着いたのが、11時10分前だった。そこから歩いて迎賓館まで数分である。だから私が最終的に撮影場所を確保した時間は10時25分頃だと思う。

トランプ大統領が乗った車は迎賓館の門を出たら右折して、100メートルくらい先の突き当りの道路を赤坂方向にまた右折するはずだ。私の場所からは迎賓館の正門が、斜め左に見えている。
11時55分に道路を塞いでいた2台の大型警察車両が動き出し、大統領の車が通れるように道を開けた。
そして迎賓館の正門が開かれたのが見えた。奥の方から赤いランプを点滅された車が来るのが見えた。いよいよトランプ大統領の車が来るので、カメラを少し上に構えて動画撮影の準備をした。

パトカーに先導されて大統領の車列がこちらに向かって来たが、距離が40メートルくらいあるのでどの車か分からない。私はカメラのモニターを見ているので、自分の目で大統領は見ていない。そしてトランプ大統領の車は、アッと言う間に過ぎ去って行ってしまった。
「これで終り」と思ったら続いてやって来たのは、高市早苗総理大臣の乗った車の列だろうと思う。なにしろ説明してくれる人がいるわけではないので、「だろう」ばかりの取材だった。
夕方のTVニュースを見たら、「トランプ大統領と高市総理はテレビでドジャーズの野球を見ていたので、会議の開始が少し遅く始まったそうだ。会議が終り11時からワーキング・ランチをして、表に出たところに「F-15」とアメリカから逆輸入したトヨタ車が展示」してあった。
だから私は門の外からでは、見たかった「F-15」は見えなかったと思う。彼らは12時少し前に我々の前を通過したのだから、ランチは1時間も掛けず慌ただしかったようだ。
その後、2人はヘリコプター「Marine One」に乗り、横須賀港に行き原子力空母「ジョージワシントン」に降り立った。翌日にトランプ大統領は韓国に向けて日本を去って行った。
彼の得意のディールは、果たしてどうだったのだろう?

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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女性初めての総理となり就任演説へのヤジ騒動の盛り上がりといいトランプ大統領の来日といい話題に事欠かない日が続いている。大統領と腕を組んで歩いた総理はこれまでいなかっただろう?一挙手一投足がテレビに映り、新聞に載り支持率はうなぎ登りである。鉄の女・サッチャーを目指すのだから今後が期待できる。石破政権とは雲泥の差であるのは、「女」であることばかりではないと思う。「ついてる女」の所以であろうか?
大変おつかれさまでした!今回は残念ながら大した収穫がなかったようですが、私は奮闘される姿が思い浮かんで実に面白かったです。次回はもう少しマイナーな人がくるときに挑戦されたらいいかもしれませんねー。笑
Youtubeでは、日本ではハリウッドのセレブも渋谷の交差点をフリーで歩いてもだれもわからないと映像が出ていますから、とくダネはそこにあるかも!!笑