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(小さな話(70)

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【金木犀の香り】
少し前のブログ「写真で見る東京(117)・・佃島を散策」で金木犀を見た時は、まだ満開には程遠く香りも弱かった。そこでもう一度、金木犀の香りを楽しもうと思い、出掛けて行った。住吉神社の先で隅田川に出るので、そこを右に曲がると突き当りに「金木犀」の木がある。

遠くから見ても前回と違い、木全体が黄色に見る。
近付いてみたら、甘い香りが漂っていた。思いっ切り匂いを嗅いだ。
都会の中でも自然は忘れずに、季節を知らせてくれると感じたのである。

 香りが良い「金木犀」

【日経平均5万円】
公明党が連立から離脱し野党連合が出来ると、政権が交代する恐れがあった。
その後、日本維新の会が自民党と連立する可能性が出て来て、20日の東京株式市場は1603円高の4万9185円となり、5万円が射程に入った。

21日(火)の午前中は「ほぼ高市早苗が総理大臣に選ばれる」との思惑から、株式市場は上昇が見込まれた。そこで私は兜町の「KABUTO ONE」に「5万円」という、歴史的瞬間に立ち会おうと考えて出掛けて行った。昼休みに着いたので株式市場は昼休みだが、午前の取引では株式市場は4万9945.95円と、5万円まであとわずか54円と迫った。

ところが午後からは高市早苗の総理就任が「織り込み済み」となり、株式相場は下げに転じてしまった。せっかく行ったのに、この日は「5万円」を見られなかった。
でも、近い内に越えるだろうと思う。

 日経平均「5万円」がもうすぐ

【一等水準点】
「中央区観光特派員ブログ」に「日本水準原点」という初めて見る単語が出ていた。
これは日本の高さを決める基準となる地点のことで、隅田川に架かる新大橋のたもとにあると分かった。金木犀のある場所から見ると、隅田川の対岸の少し右手のようだった。
橋を渡りると、すぐに「一等水準点」があり、そこには更に「交無号」と書かれていた。

それを調べたら、『一等水準点「交無号」は、日本の標高を測る上で重要な基準となった水準点です』とあった。どうやらこの地点が東京湾の平均潮位を測定している場所で、基本水準面は「1,134メートル」である。これを基に測量決定されたのが、「日本の水準原点」だそうだ。

 「一等水準点」(交無号)

【多過ぎる休日】
11月のカレンダーを見て、土日・祝日の多いのに私は驚いている。
私が働き始めた頃は会社には土曜日の休みは無く、その後、何年かで完全週休2日制になった。日本の祝日は現在年間17日もある。世界の祝日を調べたら1位イラン(27日)、9位ベトナム(18日)で日本は10位だった。

意外だが先進国でベスト10に入っているのは日本と韓国だけで、アメリカもヨーロッパの国も入っていない。日本の休みを計算してみたら、土曜・日曜・祝日・年末年始で72日間もある。

それに有給休暇(20年勤続で20日)を足すと合計92日にもなり、これは3日間働くと1日休むことになる。「毎日が日曜日」の私が言うのも変かもしれないが、日本人は休み過ぎではないだろうか?

 2025年11月のカレンダー(土日・祝日は12日間もある)

【味噌バターうどん】
日本橋を歩いていた時に昼時になり、「はなまるうどん」の前を通り掛かった。
店の前に張り出されたポスターに「味噌バターうどん」という、初めて見るメニューが見えた。それに誘い込まれるように店に入り、「味噌バターうどん」の(小)を注文した。

和洋折衷の味がして、コーンと刻みキャベツが入っている。初めての味だが、まあまあ美味しかった。支払いは680円で、受け取ったレシートにアンケートがあったのでスマホでやってみた。

このメニューは10月9日にテスト販売を始めたばかりだったようで、私は多くの項目に「満足」のチェックを入れた。 回答するとRAKUTENポイントが10点もられるようだが、10円でアンケートは安過ぎる。

 「味噌バターうどん(小)」(680円)

(おまけの話)【雅楽演奏会】
忘れた頃に「宮内庁式部職楽部」というところから、パソコンにメールが届いた。
だいぶ前になにかで見付けて、「令和7年秋季雅楽演奏会」にネットで申し込んでおいたのである。このところ少し私の方に運が回って来たようだ。

演奏日は10月24日午前10時30分からで、場所は皇居東御苑内の宮内庁楽部である。
この日は皇居東御苑は休園日で、当選した私達だけが中に入れる。
参入門は「大手門」からで午前9時30分に開くので、早目にと思い午前9時40分頃に中に入った。
大手門から楽部までは、1キロ弱はあると思う。

 皇居「大手門」

大手門で「当選メール」を見せて、荷物検査を受けて首から下げる札を渡されて中に入る。楽部の前でまた「当選メール」を見せて、確認の上で会場に入る。
早過ぎると思ったのに会場に着くと、もう半分以上が埋まっていた。
椅子の数をチェックしたら、会場は350人くらいは入っていそうだ。

私は早めに申し込んだのだが番号は2173番なので、当選確率は20倍くらいはあったようだ。時間になると、みんなが後ろを向いて拍手をしていた。
何かと思ったら皇族の「三笠宮信子さま」が会場に入られて、2階正面席に座られたようだ。

「雅楽演奏会場」(皇居東御苑内)

午前10時30分から演奏が始まったが、演奏だけかと思ったら舞が一緒になっていた。
雅楽の演者は舞台の後方に並んで座っている。その人数は8人くらいだろうか?
雅楽を初めて見る私は全く知識が無いので、配布された小冊子で確認する。
とても読者に、分かるように説明も出来ない。

演奏順に「久米舞」、「甘州」、「貴徳急」、「陪臚」で、男性だけで久米舞は4人、甘州は太刀を抜いて4人、貴徳急は槍と鉾で1人、陪臚は槍と盾と太刀で4人だった。
踊りはまるでスローモーションのようで、静かに雅に舞う。どの演目も同じような舞だった。

「久米舞」は長時間の舞なので、それが終ると小休止になり全部が終ったのは12時10分だった。衣装と雅楽は古の雅を感じさせてくれて、久し振りに良い経験をさせてもらった。
これが無料では申し訳ないと思った日である。

 この日に配布された「雅楽の解説」の小冊子から

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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コメント(2件)

  • 零細私企業であった現役時代には、「働け! 働け! 働け! 働け!
    働け!」の号令の下に土日も無く「働け!」の毎日であった。それが高度成長を支え、歴史的経済発展を産みだしていた。今日本では週休3日が提唱されつつあり、昇給より休日を求める若者が増えている。時代の流れとして受け入れるが、まだまだこれから世界に追いつかなければならないことも多いのだから、余りゆっくりも出来ないのじゃないかな?現役諸君!頑張ってくれ!総理独りには任せられないのだから!

  • 数年前、宮内庁の雅楽演奏の一行が、ロサンジェルスの有名なディズニーコンサートホールに来て演奏しました。このホールを設計したフランクゲリーもあいさつに立ち、”このホールは伊勢神宮に似ている”、と、なんだか日本人をおだてるようなスピーチがあり、続いて雅楽が始まりました。観客は熱心に静かに見、聴き入っていました。ちなみにこのコンサートホールの音響設計は、サントリーホールなども手掛けた日本人です。日本の文化がリスペクトされているような、いい気分の夜でした。

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