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「さなえちゃんまんじゅう」と「日本の水準原点」

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10月21日(火)に高市早苗氏が日本の第104代の総理大臣になった。
そこで私は「あるものを買いに、国会議事堂近くの衆議院第2議員会館」に行くことにした。マンション裏の「晴海五丁目」から四ツ谷駅行きの都バスに乗り、警視庁前で降りた。
所要時間は33分である。そこから歩き出し正面に見える国会議事堂に向かう。

 「警視庁」の建物

傘をさすほどではないが、小雨が降っている。
この日は天気予報でも12月の気温と伝えていたが、最高気温が12度と寒い。
久し振りに国会議事堂まで来たので、門の鉄格子の間から議事堂の写真を撮る。
門の両側に2人ずつの警察官が立っていたので、なにか言われるかと思ったが大丈夫だった。

 国会議事堂

国会議事堂に向かって左へ沿って歩いて行く。
並木道には大きな銀杏の木が植えられていて、たくさんのギンナンが落ちている。
甘い香りがする。地面のギンナンは通行人に踏まれて潰れているので、なお香りが強くなっている。塀沿いに進み、角を右に曲がる。警察官の人数が増えて来た。

国会議事堂に沿って歩いて行く。

右手に地下鉄丸ノ内線の「国会議事堂駅」の入口がある。
左手の道路を渡ったところに、衆議院議員会館があり、手前が第一、その先が第二である。陳情者らしき人達の後に続いて、私は衆議院第二議員会館に入る。

入口で手荷物と体のX線検査を受けて、その先のテーブルで受付表に自分の「住所・氏名・用件」と「行先、氏名」を書く。行く前に私は「おかめ堂」に電話しておいたので、用件は「私用」にチェックするようにアドバイスを受けていた。
そして受付で受付表を渡すと、係の女性が「おかめ堂」に電話して私のことを確認していた。

「衆議院第二議員会館」

首から掛ける名札を渡されて、その先のゲートで名札をセンサーに当てると扉が開く。
エスカレーターで地下一階に降りて、セブンイレブンの隣の「おかめ堂」に入る。
店はかなり小さいが、正面に「さなえちゃんまんじゅう」と「さなえちゃん瓦版」が山と積まれていた。

前日の21日に高市早苗さんが第104代総理大臣に選ばれたばかりなので、翌日の午前中にはもう店に並んでいる。私は店主に聞いてみた。『凄い早さですねー。1ヶ月くらいは、大量に売れ続けるのですか?』
店主『大量に売れるのは2~3日です。それから徐々に売れ行きが落ち、1ヶ月くらいで平常に戻ります』。

私は記念に「さなえちゃんまんじゅう」と「さなえちゃん瓦版」を1箱ずつ買った。どちらも950円だった。家に帰って落ち着いて箱の印刷を見たら、総理大臣ではなく自民党の総裁の物だった。少しガッカリ!

「さなえちゃんまんじゅう」と「さなえちゃん瓦版煎餅」

衆議院第二議員会館を出て、先に進むと「国会図書館」がある。
その先の「憲政記念館」は現在、建て直し中だった。
隣の国会国会議事堂の向かい側にある国会前庭に用事があるのだが、その話は(おまけの話)で。

帰りは交通の便があまり良くないので、歩いて皇居まで行くことにした。
桜田門から中に入り、二重橋の写真を撮る。

「二重橋」はいつ見ても美しい。

二重橋にいると東京駅方面とバスの駐車場から、続々と外国人観光客が向かって来るのが見える。この日は寒くなったので、彼らの服装も冬支度になっている。
アジア人をあまり見掛けないが、彼らは皇居より浅草なのかもしれない。

ここから見える大手町のビル群と、皇居外苑のクロマツの林の対比が日本の風景だ。
外国人観光伽にとっては、皇居はバッキンガム宮殿のようなものかもしれない。

二重橋へ向かって行く外国人観光客

(おまけの話)【日本の水準原点】
少し前に中央区観光協会特派員の記事で、新川の「一等水準点」(交無号)を見に行った時に、「日本の水準原点」が国会議事堂近くにあることを知った。そこで「これを見なければ」と思い、「さなえちゃんまんじゅう」とセットで見に来たのである。

ネットで調べてみたら「日本の水準原点」は、国会議事堂の前の北地区公園の中にあることが分かり、そこにも行ってみた。資料によると『明治24年5月に我が国の高さの原点となる日本水準原点が参謀本部敷地内(現在の千代田区永田町1-1-2)国会前庭北地区憲政記念館構内に設置されました。その際、日本水準原点の標高は、この「交無号」から水準測定を行い定められました』とある。

話はややこしいが、新大橋のたもとにある「一等水準点(交無号)」を基準にして「日本の水準原点」が出来たのである。

 「日本の水準原点」(国会前庭)

石造りの小さな建物の中は見えないが、その中に「日本の水準原点」の何かがあるのかもしれない。隣には現在の「水準原点」を示す細長い電子式の塔が建っていた。
説明を読んでも素人には、書いてあることがあまり理解できない。
しかし日本の水準原点が、ここにあることだけは確認できたから良しとしよう。

今になって思い出したが、新川の「一等水準点(交無号)」のすぐ近くの隅田川の中に大きな装置が置かれていた。
きっとあの装置で潮の満ち干を計って、平均水準を割り出していたのだろうと思う。

「電子式水準原点」

よく分からぬままに「電子式水準原点」を見た後に、石段を降りて反対側の出口に向かった。道の両側には「ハナミズキ」が植えられていて、小さな赤い実を付けていた。
その近くに看板が立っていて、このハナミズキの説明が書いてあった。

『1912年、当時の東京市長であった尾崎行雄は、アメリカ合衆国ワシントンDCへ、日本の桜3000本を贈りました。これは日米友好の証として大変に歓迎されました。この桜の返礼として、1915年にアメリカから日本へ贈られたのが、北米原産のハナミズキでした。』

『1本1本のハナミズキは単なる植物としてだけでなく、両国の友好関係の歴史を見守ってきた生き証人と言えるでしょう』。

 日米友好の「ハナミズキ」

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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コメント(2件)

  • 警察官が見張っているような所は、写真を撮るだけでもガッツが要ります。普段あまり行かない界隈のレポート、興味深く読みました。
    ところで、海抜何メートルというとき、世界共通の水準原点というのがあるはずですよね。それと、日本の水準原点とは同一なのか、という疑問が湧いてきました。

  • 高市総理は現在の支持率はかなりの高支持率である。流行語大賞にも「女性首相」という言葉が候補に挙がっている。女性であることでみんなの関心を呼んでいる。私が見るには「女性」である事だけではなく、演説の内容や迫力などはこれまでの歴代首相の中でも高い評価を得ていると思う。遂にガラスの天井を突き抜けていく勢いを感じる。脚を引っ張り、後ろから鉄砲を撃つ直前総理には注意が必要です。株価も5万円を超え日本全体の期待感のあらわれであろう。

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