【鉄道フェスティバル】
家の前から東京BRTに乗ると終点は「国際展示場」で、バス停の前の広場は「石と花の広場」と名付けられている。
この場所で10月11日(土)と12日(日)の2日間、「鉄道フェスティバル」が開かれた。
「鉄道の日」というのは『明治5年(1872年)10月14日に、新橋~横浜間に日本最初の鉄道が開通したことを記念して、1994年に毎年10月14日を「鉄道の日」と決めた』のだそうだ。どんなイベントがあるのかも知らず、また生憎の台風で中止の心配もあった。
でも家にいられない私は、台風23号の影響の雨の中を出掛けて行ったのである。
東京BRTで「国際展示場」で降りると、向かい側に多くのテントが見え、雨の中に大勢の人達が見えた。

この日の天気予報では昼前から本降りの雨となり、最高気温も20度くらいと寒かった。
開催出来たとしてもガラ空きだろうと思っていたら、雨にも負けない鉄道ファンが大勢いたのである。先ず事務局のテントに行くと、「テッピーニュース」という新聞を渡された。
「テッピー」とは初めて聞く言葉なので、スマホで調べてみた。
すると『テッピーは国土交通省が「鉄道の日」のマスコットキャラクターとして公募により命名した』とあった。
各テントは全国の鉄道会社のもので、その前には大勢の「鉄道オタク」が並んでいた。
なにかプレゼントをくれるのではなく、自分の好きな鉄道会社のグッズを買うためであった。

「鉄道フェスティバル」では動くものも無く、鉄道ファンでもない私は帰るのは早いのでお台場に向かった。なにかで見た覚えのある「シンボルプロムナード」にある、「滝の広場」でも見ようと考えた。会場を出ると、すぐ右手に「ヒマワリ畑」があった。
花が小さく、この時期に咲く品種なのだろう。
小雨の中を女性が大型犬を2頭引き連れて、散歩をしていたのが絵になると思いシャッターを切った。このブログを書いていて気が付いたが、「シャッターは押すかな?、切るかな?」と思い調べてみた。
「切る」の解説では『かつてカメラのシャッターが物理的に光を「遮断」したり「開放」したりする板状の部品であったことに由来します』とあった。コンパクトカメラとミラーレスカメラは「押す」で、今回の私は一眼レフカメラで撮影した。だから「切る」でいいのであった。

「ヒマワリ畑」を過ぎると、広い場所に出る。
道路にはタイルが貼られていて、これがアートな感じを出している。
ここから上り坂になっているが、ここは「夢の大橋」で、橋の下は運河である。
前方遠くに、父と息子らしい2人連れが見えていた。これも絵になりそうで、シャッターを切った。晴れた日なら、ここから振り返ると東京ビッグサイトが見える。
坂を降りると、右側は「りんかい鉄道」の「東京テレポート駅」である。

ここで電気自動車の「イーパレット」に乗ったが、この話は(おまけの話)で・・・。
左手に初めて見る「TOYOTA ARENA TOKYO」が見えたので、石段を上って行った。
すると大きなイベント会場があり、この日は閉まっていたが10月3日にオープンしたばかりだった。
更に進み右手に巨大な「ユニコーン・ガンダム」が立っている。
その先は道路の突き当りで、右へ行くと「台場駅」だが、私はテレコムセンター駅方向の左に進む。途中には「日本科学来館」、「フジテレビ湾岸スタジオ」、「国際交流館」などの大きな建物がある。
すると公園に入り大きな真っ赤なモニュメントが見える。
奥には「テレコムセンター」がそびえ立っている。

公園の中に少し盛り上がった場所があり、階段を上ってみたらそこは池になっていた。
ここは「噴水公園」という名前のようだ。そこでは音が聞こえるが、なにか分からなかった。池の両側から石段で下へ降りられるようになっているので、そちらに行ってみた。
すると上の池の水を使って降り注ぐ大きな横長の滝があり、滝の裏側が歩けるようになっていた。
滝の様子が分かるように、カメラのシャッタースピードを色々と変えて撮影してみた。
誰もいない。いつまでも誰も来ない。ただ「ゴー、ゴー」と音がしているだけだ。
こんな時間を過ごすのも悪くないと思った。でも少し寒い。

「滝」を見てから、もと来た道を戻って行った。
テレコムセンター駅で降りたと思われる人達が、私と同じ方向に歩いて行く。
「どこへ行くのだろう?」と思っていたら、「日本科学来館」へ入って行った。
私はここも好きな場所で何度も来ているが、逆方向から来ていたので初めて位置関係が分かった。右にあるフジテレビ本社を過ぎて「ゆりかもめ」が見える場所に来ると、道路の両側にピンクの花が咲いていた。
雨の中を「台場駅」で降りた観光客が、続々とこちらに向かって来る。
きっと「ユニコーン・ガンダム」を見て、ダイバーシティ東京プラザで何か食べるのか、買物だろう。

(おまけの話)
「鉄道フェスタ」の会場から歩き出し、「夢の大橋」を渡ると右側に「東京テレポート駅」がある。駅前に以前に見たことがある電気自動車が停まっていて、ビニール合羽を着た係員が呼び込みをやっていた。私が近付いて行くと、『乗りませんか? 無料です』と誘われた。
係員に聞いてみたら「ユニコーン・ガンダム」まで行くと言うので、雨も降っているので乗車した。この車はトヨタの17人乗りEV「イーパレット」で、10月10日から試験的に15分おきで無料運行をしているそうだ。
「犬も歩けば棒に当る」じゃないが、「ジジイも歩けば、初物に当たる」のである。

雨のせいか乗る人も少なく、この時はたった3人だった。
それに係員が1人乗るが、彼は発車のボタンを押すだけで後は何もしない。
「イーパレット」はノロノロと進む。係員に聞いたら、この時は時速10キロ以下だそうだ。
道路には100メートルおきくらいにビニール合羽を着た係員が立っていて、歩行者の安全を見守っている。現在は2台で試験運行をしているが、11月からはもう2台増やして、ルートも台場駅まで行くようになるそうだ。
また来年度からは有料になるそうだが、乗る人はいるかなー?

「イーパレット」は10分くらいで、「ユニコーン・ガンダム」の前で終点となった。
試験運転なので走る速度が遅いのかもしれないが、これで有料運転になると物足りない感じがする。3人が降りると「イーパレット」はそのまま進み、セントラル広場を一周して降りた反対側に停まった。
後で調べて分かったが、国際展示場からセントラル広場、そこで交差する道路も含めて「シンボルプロムナード公園」だそうだ。
噴水を見た後に「イーパレット」の出発地点に行ってみたら、この日の運行は雨の為に運行中止となっていた。ここでも私は「イーパレット」に乗れたので運が良かった。
帰るまで雨も本降りにならず、小さな幸運であった。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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近頃の雨は冷たいですね。夏の暑さを忘れてしまう程、本格的な秋模様となりました。「雨にも負けず」放浪の旅日記と写真が良い雰囲気を醸し出しております。「夢の大橋」を歩く親子と思われる姿が良いアングルとシャッターチャンスで私の好きな一枚になりそうです。