今日は「昭和100年10月10日」です。お目出度いのかな?
【都民の日】
忘れていたが、10月1日は「都民の日」だそうだ。
特に都民を意識することもなく生きてきたが、中央区に越して来てから色々な特典があるようになり意識するようになった。
調べてみたら都民の日というのは、次のような経緯で出来た。
『1898年10月1日に、それまで明治政府の指導下にあった東京が自治権を持つ一般の市になり、市役所が設置されたことを記念している。都民の日には、都民が共に一日を楽しみ、自治意識を高め、東京都の発展と都民の福利向上を目指すことを目的とする』とある。

この日は都立の色々な施設が無料で開放されることになっている。
そこで私も「都民が共に楽しみ」を実行するために、どこへ行こうかと考えた。
その結果だが、パンダはいなくなったが、何年ぶりかで上野動物園に行ってみることにした。
通常の入園料は一般は600円、65歳以上は300円である。
私はこの日は東京都から300円のプレゼントをもらったようなものだ。

無料の日だからか、小さい子供を連れた家族連れが多い。
この日は原則として東京の公立校は休みであるが、中には休まない学校もある。
欧米人の親子連れも見掛けるが、彼らは日本の公立校に通っているのかもしれない。
入口を入ってすぐのところにあるテントの前に、行列が出来ていた。
近寄ってみたら、2匹のパンダの像と一緒に写真を撮ってくれるようだ。
本物は中国に返してしまったので、パンダ像で我慢してもらっている。

パンダには私は思い出がある。
50年以上も前のことだが、女房と2人で団体旅行に参加して中国に行った。
その時に北京の動物園で、私は初めて本物のパンダを見た。
当時は黒柳徹子が「パンダ」と言っていたくらいで、日本でもあまりパンダは知られていなかった。
その頃の中国の動物園はいい加減で、パンダの柵に破れた箇所を見付けた。
私と女房はその隙間から、柵に寄りかかっていたパンダを触ってみた。
「ぬいぐるみ」ではないので、パンダの毛は硬くゴワゴワだった。

この日は寒くて最高気温は25度で、シトシトと小雨が降っていた。
更にパンダはいないし、私の好きな「サル山」は工事中で見られなかった。
多くの動物はただ寝ているか、奥の部屋に引っ込んでしまっている。
動かない動物は、見ていても面白くない。
彼にしても「こんなところに、居たくない」と思っているだろう。
でもサルはいつも動き回っているし、顔や動きが誰かに似ていたりして面白い。
そのサルが見られないのでは、動物園に来た甲斐がない。

アチコチ見て廻っていたら、トラの部屋に来た。
でもトラは影に隠れていて出て来ない。私は我慢して待った。
するとトラは私の期待に応えてくれてノロノロと歩き廻り、私の見ているガラスの下に来て寝そべった。なんかだらしがない感じがした。
私は10年以上も前に、友人3人でインドの奥地に絶滅寸前のベンガルトラの撮影に行ったことがある。象の背中に乗って、トラに5メートルくらいまで近付いた。
象はトラを恐れないので、近寄れるのである。

最後にもう一度、アジアゾウを見に行った。
その時は2匹の像が出ていたが、1匹が突然、小便を始めた。
見ていて、その量と勢いに驚いた。量は大きなバケツに3杯くらいはありそうだった。
勢いは消防ホースの勢いだ。
まだ不忍池の方にも残り半分の動物園があるのだが、疲れたし象の動画も撮ったので帰ることにした。
(おまけの話)【浜離宮のコスモス畑】
上野動物園を楽しんだ後に、同じく無料で入れる浜離宮恩賜庭園に行ってみた。
大江戸線に乗って「汐留駅」で降りてから、いつもの「うどん」を食べた。
そして小雨の中を浜離宮に向かった。この時期はコスモス以外に、あまり見る物が無い。
今年のコスモスが遅れていると聞いていたので、ちょうどタイミングが良いと思ったのである。入園料は一般は300円、65歳以上は150円である。
こでも私は東京都から、150円のプレゼントをもらった。

コスモス畑の黄色い色が入口からも見えた。
ところが正面の水路を渡る橋が工事中の為に通行止めとなっていて、かなり遠回りをしなければならなかった。
今回の私はコスモス畑だけを見に来たので、他の場所には行くつもりはなかった。
相変わらず欧米系の観光客が大勢来ていて、園内を観光していた。
そこで変なことが気になった。
世界には「白人」、「黒人」などがいて、日本人は「黄色人種」だと言う。
なぜ「黄人」と言わないのか?
私は日本人は「白人」で、欧米系の人は白ではなく「赤人」ではないかと思う。

コスモス畑で写真を撮り、雨も降っているので帰ることにした。
浜離宮を出て右に曲がり、築地大橋を渡って家に向かう。
帰ってからスマホを確認したら、今日は小雨の中をなんと1万1500歩も歩いてしまった。
上野動物園も浜離宮恩賜庭園も駅からは、かなり遠い。上野動物園は大江戸線の「上野御徒町駅」から、浜離宮はやはり大江戸線の「汐留駅」から歩くしかない。
しかもどちらも園なのだから、中では歩くしかない。
さすがに年には勝てず、最後の方では足が痛くなってしまった。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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インドの旅にはまると何回も行きたくなるらしいが、あの時ベンガルトラを見に行ったきりその後インドへは行かずじまいである。車で二日間を掛けてインドを横断してトラ見物に行ったことは想像以上のインドの現実を知ることができた事を思い出す。道路脇に見るインドは日本では想像の付かない悲惨な状況の中で平然と生活をしている事に驚いた。そのインドが頭脳を駆使して世界を席巻した事にも驚いている。
いつもは銀座、今回はなんと上野動物園。小学校の遠足以来行ったことがない場所です。キリンの檻の前で、クラス全員の記念写真を撮りました。
一日に1万1500歩も歩いたなんて、そのエネルギーに脱帽です。