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小さな話(56)

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【25周年感謝祭】
話題に事欠くと、最近は「うどん」の話になる。だから「うどん」が何回も登場することになる。数寄屋橋近くの「GINZA FIVE」の地下一階にある「はなまるうどん」に行った。
支払いの時にサービス券をもらったが、「25周年感謝祭」と書いてあり、次回の時に「天ぷら」が100円引きになるようだ。

サービス券は次回使用可能なので、私の場合は無くしたり、期限切れになったり、忘れたりする。一応、財布の中に入れてはおくのだが、重要なことではないのでいつも使うのを忘れる。今回はたまたま翌日も近くに行ったので、そのサービス券を使うことが出来た。

「かけ小」(360円)と「イカ天」(190円)を注文したら、550円のところが450円になった。
小さな幸せの話である。

「かけ小」と「イカ天」とサービス券

【雨にも負けず】
雨の日にブルーインパルスの予行飛行を見るために、東京駅丸の内側に行った。
都バスで行くと東京駅の少し手前の左側に、いつも「SKY BUS」という真っ赤な観光バスが停まっている。ここから観光客がバスに乗り、東京見物に行くのである。

「SKY BUS」は名前の通り、空が見えるので屋根が無いバスである。
雨の日に初めて見たが、観光バスは中止ではないようだ。
前払い制度なのか、外国人観光客がコンビニのビニール合羽を着て乗っていた。

「雨にも負けず風にも負けず、夏の暑さにも負けぬ・・」という宮沢賢治の詩を思い出させる光景だった。

 雨の中の「SKY BUS」

【人は急に止まれない】
来日する外国人観光客が増え続けている。
それに伴い、オーバーツーリズムの弊害も目立って来るようになった。
色々な問題があるが、今回は「立ちスマホ」を取り上げる。

銀座で見掛ける外国人はどこへ行きたいのか、常にスマホで「Google Map」を見ている。以前なら私に声を掛けて来て道順を聞く外国人もいたが、いまは全くいなくなった。
道路の中央でグループで立ち止まって、スマホで確認したりしている姿をよく見る。全く邪魔だ!

問題は歩いていて急に立ち止まる。後ろを歩いている私はぶつかりそうになる。
「人は急に止まれない」のである。

スマホで道順を調べている外国人観光客

【TOKYO わっしょい】
東京駅丸の内側にある「行幸通り」で、「TOKYO わっしょい」というイベントが開催された。9月12日(金)からの3連休を利用した「お祭り」である。

この祭りは主催者の説明では『伝統的な祭りや地域振興としての祭り、伝統芸能等、東京で親しまれている様々な祭りの見どころを凝縮したパフォーマンスを披露。会場内には江戸文化体験ブースやユニバーサルスペースも設置し、言語や障害の壁を越え、観光客と都民が一緒に楽しめる空間を創出します』とある。

祭の前日に通り掛かった時は雨で準備の最中だったが、みんな苦労しているのが見えた。しかし開催時間は午後4時から7時30分のようなので、面白そうだが夜に弱くなった私はパスにした。

「TOKYO わっしょい」の会場(東京駅・行幸通り)

【国立競技場】
千駄ヶ谷の国立競技場で、13日(土)から21日(日)まで、「2025世界陸上競技大会」が開催された。テレビで中継しているので、時々、見ては楽しんでいる。

13日夜8時35分頃から「男子100メートル予選」がありそれをテレビで見て、決勝は翌朝にビデオで見た。
日本からは守、桐生、サニブラウンの3選手が出場したが、世界の壁は厚く全員が予選敗退だった。その内に「どうせ暇人なのだから、国立競技場まで行ってみよう」という気になり15日(祝)に現地に行った。

入場券も無く中に入れるわけでもないのに、自分でも「バカだなー」と感じている。
国立競技場が完成した時には有料の見学会があったので、中に入ったことがあるが素晴らしい競技場だった。

(おまけの話)【Xさんの認知症(続)】
このブログでは「アート」をよく取り上げるが、私がアートを理解しているわけではない。
なにかで読んだが、「芸術家は凡人と違い突出した能力があるが、その分、常識に欠けるところがある」と。話が噛み合わないという点では、認知症の人と話しているような感じかもしれないが、そこはよく分からない。

そんな「こじつけ」で、東京駅前の行幸道路下の通路に飾られた「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI」の作品を見ながら、Xさんの認知症の「続編」である。
Xさんはデジカメクラブの例会にも出て来ないし、電話をしても出ない。

心配になり私は3日続けて電話をした。やっと3日目で繋がったので、すぐに3階に来てもらい色々と話をした。彼自身も最近は「自分でも一日中寝ていて、どうしたらいいか分からない」と言っていた。

「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI」の作品

その時の会話である。
Xさん『老人ホームに入った方が良いのか? それにはどうすればいいのか?』
私『その前に息子さんがXさんの現状を理解しているのか?」
Xさん『最近は滅多に来ないし、来ても5分くらいで帰ってしまうので知らないと思う』

私『お手伝いをするのは構わないが、息子さんの承諾を受けないと困る』
Xさん『ではどうすればいいのか?』
私『いまここから息子さんに電話して下さい。私から状況を説明する』

このようなことになり、Xさんが息子さんにその場で電話した。
私が電話を代わってもらい息子さんと話し、息子さんの話を聞いてビックリした。

彼は以前から父親の状況は把握していて、『少し前からHARUMI FLAGにある老人ホームにも父と見に行った。そして明日には、その老人ホームから担当者が面談に家に来ることになっている。自宅での人工透析も続けていて、本人は全て忘れているのだと思う』と言ってた。 私がXさんと話をしている時は全く正常で、ただ物忘れが酷いだけだと思っていた。

まさか息子さんが事情を知っているとは思わなかった。余計な心配をしてしまったし、余計なお世話をしないで良かった。私は死ぬことは怖くないが、認知症は怖い。
認知症にならないように、何にでも興味を持つ生活を続けよう。

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伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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コメント(2件)

  • 小さな話に出てくるSKY・BUSや立ちスマホ、Tokyoわっしょいなどの話題は都心の話としてコメントがしづらい。毎朝のコメントを考えるにはその時のブログで「ピン!」ときたことをコメントにするのだが、今日「ピン!」と来たのはXさんの認知症の話。認知症の事には身近な己の事として関心が深いのである。何時か突然襲ってくる認知症には深い関心を持ち続けているが、何時の日かH君のブログの話題になってしまうのです。

  • 認知症の症状というのは、こういうものなのか、と現場からの声が聞こえてきたようで、これからの自分の周りと自分自身のために勉強になりました。Xさんには悪いですが、本人の云うことだけを信じられないという事実に、空恐ろしさを感じました。

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