【星野哲郎さんの思い出】
私の小さな書斎風の場所の片付けをしていたら、色々なものが出て来た。
外国紙幣、外国コイン、一番ビックリしたのは作詞家の「星野哲郎さん」の思い出の品だった。それは昭和61年春に彼が紫綬褒章を受章した記念にプレゼントされた、筆入れのような細長い木の箱だった。中には思い掛けないものが入っていた。1000円札が2枚だった。
よく見たら1000円札の空白の部分に、『負けました。教えて下さい。平成6年6月2日。星野哲郎』と書かれていた。私は現役の時には近くに住む星野哲郎さんを車で迎えに行って、所属先のゴルフ場「日高CC」でいつも一緒にプレイした。
その時に私から彼に少しのハンデを与えて、1日のスコアで賭けをした。そして私が勝つと、署名入りの1000円をくれたのである。片付けで思い掛けず亡くなった懐かしい人に出会えたのである。

【喜多方ラーメン】
宝町の「宝くじドリーム館」にイベントを見に行った時は、終った後に必ず近くの「喜多方ラーメン坂内」に行く。そしてラーメンを注文すると、ランチ時は小ライスが付いて来る。
いつもこのライスがダマ状態で気になっていたので、HPから少しクレームを付け改善をお願いした。
すぐに返信があり、『商品のクオリティについては定期的に店舗に行き、マニュアル通り作成できているか確認をしているのですが、今回お客様からこのようなご意見をいただいた事を深く反省しております。今回ご指摘いただいた内容は、全ては私の管理、指導不足によるものです。お客様の大切なお食事の環境を、不快なものにしてしまったことを深く反省しております』とあった。
でもこの文章は最近もどこかの店から同じものが来た覚えがある。
インターネットで「詫び状」のサンプルがあるに違いない。
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【ぶっかけうどん】
晴海図書館に本を返しに行った後に、少し早かったが晴海トリトンスクエアの「丸亀製麺」でランチにした。図書館から歩いて行ったので汗をかいたので、冷たいうどんを食べることにした。カウンターで「ぶっかけうどん(小)」を注文し、「ネギ」と「天かす」と「おろし生姜」を乗せた。
キャッシャーまで進んだら「160円です」と言われて、間違いじゃないかと思った。
席に座りスマホで「丸亀製麺」で調べてみた。すると次のように出ていた。
『毎月1日は釜揚げうどんの日。9月1日はぶっかけうどん(冷)は半額』と出ていた。
この店には長く通っているが、「釜揚げうどんの日」なんて、全く知らなかった。

【富良野メロン・スムージー】
「うどん」を食べた後で、家に帰るには早過ぎるので、2階にあるカフェ「サンマルク」に行った。注文をするために列に並んでいたら、価格表のところに大きく「富良野メロン・スムージー」という美味しそうな写真があった。値段を見たら「720円」と書いてあった。
そこで迷った。
「160円でランチを食べて、食後に720円の飲み物は許されるのか?」・・・と。
でも写真に誘惑されて注文してしまった。席に着いて飲んでみたら、とても美味しかった。
人生を送る上ではなにごとにもバランス感覚が大事だが、まあ残り少ない人生なのだから「良し」とした。

【危険な暑さ】
中央区役所から最近は毎朝、私のスマホとパソコンにお知らせがある。
「中央区の熱中症情報」として『天気、気温、湿度と共に危険な暑さですから炎天下の活動は控え、こまめな水分補給、休憩を心がけて下さい』とある。
しかし最近、私が投稿した「ブログ閉鎖中の話題」で、2015年9月7日に「37.7度」の記載があった。10年前でも東京は暑かったのであるが、いまと違うのは「毎日」ではなかったと思う。
8月30日(土)築地大橋を歩いて渡った。
行く途中も暑いが、橋の上から築地市場までは日影が全く無いので更に暑い。
いつもより暑いように感じたので家に帰ってから調べたら、なんとこの日は「39℃」もあったのだ。
【敬老祝い金】
中央区は高齢者に大変に優しい。それも財政が豊かだだからだろう。
また高給取りの若者がタワーマンションを購入して転居して来るので、税金も増えているのだろう。毎年、この時期になると「敬老の日」を祝い、お祝いの贈り物が届く。
それは敬老買い物券で、年齢により金額が変る。
100歳以上は1万円、米寿と喜寿は8000円、75歳以上は3000円で、区内のお店で使える金券である。(おまけの話)にも出て来るが、中央区は高齢者に優し過ぎる。
友人のYさんから『多摩格差だー』と、非難されそうだ。

(おまけの話)
今年も中央区の「敬老大会」で、夫婦で劇場にお弁当付きの無料招待をされた。
区内に3軒ある劇場は「明治座」、「新橋演舞場」、「歌舞伎座」で、この3劇場を順番に使っている。今年は歌舞伎座の番で、9月公演は「秀山祭大歌舞伎 菅原伝授手習鑑」である。
送られて来たチケットは1階の1等席だったので、料金は1人1万8000円である。
一番高い席は桟敷席で2万円で、一番安い席は3階で5000円である。
この他に「一幕見席」があり、幕により料金は800円から2400円と幅広い。

第一希望の9月8日(月)に当選したので、女房と2人で出掛けて行った。
私の女房は歌舞伎が好きなので、かなり詳しい。一方の私はいつも解説のイヤフォンを借りる。
9月公演の秀山祭というのはネットで調べたのだが、『歌舞伎役者の初代中村吉右衛門を顕彰するための公演で、2006年に始まり毎年9月に開催される。秀山という名称は初代吉右衛門が俳句を詠む際に使用した俳号に由来する』そうだ。
私は歌舞伎には詳しくないので、楽しむためにイヤフォン・ガイドを借りたら800円に値上がりしていた。入口を入ったところで、お弁当を渡された。いつもと同じ「幕の内弁当」だった。

恒例の山本区長の挨拶があり、10時30分に開演となった。
演目は「通し狂言 菅原伝授手習鑑」で、現在では学問の神様と言われて全国一の神社が多い菅原道真の話だった。昼の部、夜の部がそれぞれ3幕あり、この話が好きな人は通しで6幕見るようだ。
私はイヤフォンガイドを借りたからストーリーや登場人物の関係が分かったが、借りなければ「なにがなんだか」分からなかった。
3年ぶりの歌舞伎鑑賞だったが、新しい発見もあった。廻り舞台は18メートルもある。
幕間以外でも途中で場面を変えるが、音も無く静かに廻る。大掛かりな舞台装置が現れるのに驚いた。役者も長いセリフを忘れないのか?

歌舞伎というものは「ストーリーを知っていて、役者の演じる姿を見る」のを楽しむものらしい。10時30分から始まった歌舞伎は途中で3回の休憩が合計で80分あったが、この日は午後3時40分まで約5時間の鑑賞だった。
最近は少し痩せたせいか尻の肉が落ちて、長く座っていると尻が痛くなる。
私には長過ぎた。歌舞伎の好きな女房が『いつもこんなに長いものばかりではない』と言っていた。
老人が多いせいか、何度もアナウンスが伝えていた。『お帰りの際はイヤフォンガイドを出口でお返し下さい』と。

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