【Quick Fit】
テレビのコマーシャルで、「靴ベラを使わないで履ける靴」というのをよく見る。
私はこの必要性が感じられなくて、いつも疑問に思っていた。
しばらく前は「女性が腰かけても壊れない眼鏡」が同じようにテレビで広告で流れ、かなり売れたようだ。これも「なぜ女性が眼鏡に腰かけるのか?」と疑問だったが、いつの間にか消えて行った。
ある時、デパートの靴売り場で、この「靴ベラが不要の靴」を見掛けたので手で触ってみた。すると踵の部分が鉄板でも入っているのか、とても硬かった。
これなら靴ベラは不要だが、人によっては「靴ずれ」が出来るのはないかと心配した。

【佐賀米】
私は朝はいつもベッドの中でラジオを聞いている。
ある日の放送で、『もう早生米の佐賀米が出た。7日から人形町の末廣神社の近くの店で、「おにぎり」にしてプレゼントする』と言っていたように聞こえた。7日は用事があったので、8日になってから末廣神社に行ってみた。
この辺りは小さな飲食店が多くあるが、どこでも「おにぎり」は配布していなかった。
寝惚けながらラジオを聞いているので、「7日に」を「7日から」と聞き間違えたのかもしれない。どうせ暇人なのだから、駄目で元々である。私は人形町という街が好きなので、特にガッカリはしなかった。少しブラブラとしたが、この夏の暑さにやられて早々に引き上げたのであった。

【癌手術の話を聞く】
マンションでの友人のXさんが退院したので、ロビーで手術の様子の話を聞いた。
彼は非常に珍しいのだが鼻の奥に癌が出来て、それを摘出する手術を受けたのだった。
6時間にも及ぶ大手術だったそうだが、手術翌日には退院させられた。
言葉もハッキリせず、食べ物は呑み込めず、ストローで少しずつ牛乳を飲んでいるだけだった。今後は放射線治療に進むようだが、その時には絶対に顔が動かせないように仮面を作るそうだ。その仮面を手術台にネジで固定して、放射線を患部に当てるそうだ。
これを5回くらいの通院で行うようだ。
最初の手術は保険適用で6万円だったそうで、次の仮面制作も保険適用になるようだ。
彼は『日本で良かった』と言っていた。

【AIとは?】
このブログを書く時に、私の知らなかったことは「検索」で調べる。
これでほとんどのことは分かるが、ある時「XXX」を調べる時に、「XXXとは?」で検索した。
するといつもと違って、「AI回答」という表示が出て、その説明があった。
下記の文章は例として、「AIとは?」と検索した結果である。
現役を引退した私の立場だと、「AIは殆ど関係ない生活」をしていると思っている。
でもブログの文章を書くのも、その内にAIに取って代わられるのかもしれないと感じている。

(おまけの話)【消えたもの】
突然のように気が付いたことがある。いつの間にか消えて行ってしまった物の話である。
*「麦わら帽子」
私は夏はいつも「麦わら帽子」を被って外出している。帽子が空気を通すので、頭に汗をかかない。出掛けている時に周りを見渡してみると、私以外に「麦わら帽子」の人がいない。なぜなんだろう? 理由が分からないので、ネットで調べてみた。
すると『デザインの多様化により、紫外線対策に機能的なつばの広い帽子や、キャップ、ハットなど他のタイプの帽子が主流になった。ファッションの流行の変化もあり、麦わら帽子は少し古臭いイメージがあるためか、最近の若者を中心に人気が低迷している』とあった。自分で被っているから気が付かないが、「古臭いかなー?」と思っている。

*「缶切り&栓抜き」
近頃は缶切りが必要な缶詰は少ないので、缶切りを見なくなったのだろうと思う。
缶詰の多くはプルトップ式になってしまい、古いタイプの缶詰はかなり少なくなった。
だから缶切りという道具は見なくなったし、若者に写真のような缶切りを見せると使い方が分からないそうだ。
最近の缶切りは手を怪我しにくい、切り口が尖らないように切れるもの、蓋の外側を切って行くものが主流だそうだ。このトレンドは最近のSNSへの投稿に関係があり、お洒落なデザインの施された外国製の缶詰を食べた後にインテリアとして飾る女性が増えていて、その様子をSNSに投稿しているのが流行っている理由だそうだ。なお海外の缶詰はプルトップ式は少ないので、缶切りが必要なようだ。

*「ガラケー」
私はかなりの間、スマホに買い換えずガラケーを使っていた。
ガラケーでメールも出来たし、写真も撮れたし、インターネットに接続も出来たので、困ることが無かったのである。だが家族が「LINE」でやり取りするのに、私がガラケーでは困るということになり、仕方なくスマホにしたのである。
「ガラケー」は携帯電話の通称で、正式名は英語で「feature phone」と言う。
日本だけで通じる「ガラケー」は「ガラパゴス携帯電話」の略で、日本発の技術であったのに、世界市場に参入しなかったためにスマホで壊滅してしまった。
このような技術は日本には多く、私はとても残念に思っている。
今でも私はガラケーを捨てるには忍びなく、枕元に置いて時計の機能だけを使っている。

*「見なくなったもの」
今年は「昭和100年」だそうだ。昭和と平成を通じて私は働いて来た。
令和の時代になり自分も年をとったせいか、「昔は良かった」と昔を懐かしむことが増えた。
いつから見なくなったかはハッキリしないが、気が付いたら見なくなった物がある。
それは「ゴム長靴」、「カセット・テープ」、「ワープロ」、「テレフォン・カード」などだが、他にも色々あるだろう。
風俗としては「男女が腕を組んで歩く」という姿を見なくなった。いい年の男女でも、「手を繋いで」歩いている。時代と共に男女の「仲が良くなったのか?」と想像するが、そうではないだろう。
離婚率は昔より上がっているからだ。ではなぜ「手を繋いで歩くのだろう?」。
私には分からない。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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男女が腕を組む場合、男がL字型に腕を差し出し、それに女がひっかる、という形になり、男性がリード、女性が従う図式になります。男性側はいつも主導権をもつのはしんどい、 女性側からは依存する女と見られたくない、となって嫌がられるのでは? 平等が好きになったのでしょう。