湿度が低く爽やかで気持ちの良い日なので、北の丸公園に「タケノコ」の様子を見に行った。地下鉄「九段下駅」で降りて北の丸公園に入って行った。日本武道館では「ERIC CLAPTON」のコンサートの準備中だった。
ERIC CLAPTONとは聞いたことのある名前だなと思い調べてみたら、イギリスのギタリストで、なんと年齢は80歳だった。
北の丸公園を抜けて、皇居の内堀通り出た。そこから左に向かう。北の丸公園は新緑いっぱいで、歩いていても気持ちが良い。

「北の丸公園」の入口
右手に皇居を見ながら進むと、一ツ橋で毎日新聞社の入っている「パレスサイドビル」の横を通った。ドアの横に大きく「鯉のぼり」と書かれたポスターが貼ってあった。
よく見たら、「パレスサイドビルで鯉のぼりが優雅に泳ぎます。岐阜県郡上市の渡辺染物店が、市重要無形文化財に指定される郡上本染めの手法で制作した逸品です」と書いてあった。
それほどのものなら見る価値があると思い、地下1階に行ってみた。
そこは食堂街で休日のせいか、ガランとしていた。もっと沢山の鯉のぼりがあるのかと思ったら、期待外れですぐに外へ出た。

「パレスサイドビル」B1の鯉のぼり
内堀通りの左側は日本を代表する大企業や官庁が並んでいる。
全体的にゆったりとした敷地で、道路沿いには植木や花壇が設けられている。
大手町のビル群の中に入ると緑が無いので、ここは皇居も見えるし癒される。
この辺りから外国人観光客の姿が目立つようになる。

花壇が多い「内堀通り」
道路の反対側には、皇居一周マラソンをする人が多い。
1人で黙々と走る人、グループで談笑しながら走る人達、自転車で走る人もいる。
ここを走っている人が、近くに住んでいるとは考え難い。
どこからか電車やバスで、ここへやって来ては走っているのだろう。
寒かろうが、暑かろうが、雨が降ろうが、雪が降ろうが走っている。
もうこうなると「中毒」になっているのかもしれない。
更に進むと右手に皇居の「大手門」が見えて来る。
信号が青になったら、大勢の外国人観光客が向こうから渡って来た。
こちらからも大勢の外国人観光客が向こうへ渡って行った。
彼らは大手門から「皇居東御苑」の観光に行くのである。
少し前に私が行った時は「月曜日・金曜日」は閉苑だった覚えがある。

皇居東御苑から戻る外国人観光客(大手門)
大手門を横目で見ながら先へ進むと、左手に「パレスホテル」がある。
少し前のニュースでは、「大手ホテルを運営する15社が客室単価などの内部情報を共有していたことがわかり、公正取引委員会が不正に価格を引き上げるカルテルにつながり独占禁止法違反にあたるおそれがあるとして、近く警告を出す方針を固めた」とあった。
外国人観光客が増えてホテル業界は大盛況で、利益もうなぎ上りだろう。
パレスホテルのすぐ先の並びには、「和田倉噴水公園」がある。
公園に入って驚いた。外国人観光客だらけである。日陰で買って来たお弁当を食べたりしている。

「和田倉噴水公園」
和田倉噴水公園の正面から出て左に行くと、突き当りに東京駅が見える。
この日は駅前の道路「行幸通り」では、「フラワーカーペット」の準備をしていた。
この話は順番が逆になってしまったが、4月24日にブログで公開した。
東京駅前広場は相変わらず外国人観光客で混雑していたが、そこで初めて見る光景に出会った。なんと黒人だけのグループの観光客だった。
東京には色々な国から団体客が来るが、黒人だけは珍しい。どこの国から来たのだろう?

黒人だけのグループ(東京駅丸の内)
(おまけの話)【タケノコ】
ニュースで「全国的に今年はタケノコが取れない」と知らせていた。
「竹に花が咲くと枯れる」という言い伝えがあるが、100年に1度という花が全国的に咲いたそうだ。専門家の話では、「昔、竹が大量に必要だった時代に、遺伝子が同じ竹が株分けされて一気に全国に広がったのが理由」と伝えていた。
私は以前に竹の花を見たことがあるが、いつのことだったかは思い出せない。
そんなことを考えていた時に、『そうだ。昨年は北の丸公園にタケノコを見に行った』と思い出した。

「竹林」(北の丸公園)
そこで自分のブログで「北の丸公園・タケノコ」と検索したら、出て来たのはいいのだが同じ記事が2度も出ていた。驚くことに4月26日と5月2日に、全く同じ写真、同じ記事で「タケノコ」を投稿していた。
そんなに間が空いていないのに、なぜ気が付かなかったのだろう?
これを見て、私は「1年前からボケていたんだー」と分かったのである。
そういう事情はあるにせよ、今回の私は4月19日に北の丸公園に行ったのである。

元気に土から顔を出しているタケノコ
北の丸公園では、今年も元気にタケノコが出て来ていた。竹林も全く枯れていない。
タケノコを見ると、いつも思うことがある。
それは「新生」で、なにも無い地面から春になるとタケノコが出て来る。
他の植物では「花が咲いて実がなる」が、これは誰でも当り前のことだと思っている。
「なにも無いところから、新しいものが出て来る」は、これが産業なら「発明」である。
だからタケノコを見て、オーバーだが私は「がんばれ日本!」と思うのである。

大きくなったタケノコも1本だけあった。
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